見出し画像

4年前の9月27日。わたしはピアファシリテーターとしてトライアルデビューしました。それから月日が流れて、今日はわたしが関わった方のトライアルデビューの日。仲間が巣立っていく様子を頼もしく見つめることができる日が来るとは思ってもみませんでした。

そんなこの日を記念して、ファシリテーターとして大切な視点のお話しを取り上げようと思います。




『鳥の目、虫の目、魚の目』というこの言葉、聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか?

視点の変え方を表したもので、経営者の学びからリーダーシップ研修に至るまで様々な場面で耳にする言葉として有名です。

わたしは『ファシリテーターにとって大切な視点』を表す言葉として教わりました。


改めて調べてみると……さすが「目」の言葉だけに、コンタクトレンズの「アキビュー(R)」を展開するジョンソン・エンド・ジョンソン(株)の特設ページで解説されていました(笑)

鳥の目
鳥たちには、細部が目に入りません。かわりに、広い視野を持っています。つまり「鳥の目」とは、物事の全体像を見渡す視点のことです。多くの人は、問題を抱えると、問題そのものに目が行きがちになります。しかし、全体を捉える視点が持てれば、解決のきっかけが見えるかもしれません。大きな目標を忘れずにいることで、目先の小さな問題を乗り越えていけるのに似ています。

虫の目
虫は地中・地表の狭い範囲に暮らしています。そんな虫たちは、人間の目が届くことのない細かい視点を持っています。つまり「虫の目」とは、通常よりもはるかに細かいところを注意深く見る目のことです。鳥の目と正反対の視点です。大きな目標を達成するために、いくつかの小さな目標を作り、それらを達成していく。一足飛びに大きな目標を達成することが困難でも、地道にコツコツと前に進むことで大きな目標に近づくことができるのです。

魚の目
水の流れや潮の満ち引きに身をおく魚は、常に流れを感じながら生きています。「魚の目」とは、大きく言うと、時代の変化をとらえて先を読む視点であり、小さくは、周囲の空気を読み、相手の都合などに配慮した視点を持つことです。「デートしてください。」と誘えば身構えてしまう相手に「おいしいレストランがあるので、いっしょに行きませんか。」と声をかけてみると、返答に違いがでるかもしれません。これは、相手の立場に立った視点を持つ「魚の目」の一例と言えるでしょう。

アキュビュー® 【公式】 目目(マメ)知識


一言でいうなら、『鳥の目=マクロ、虫の目=ミクロ、魚の目=流れ』ということでしょう。


例えば、わたしが継続して行っているキャリアカウンセリングのトレーニングの場で行っていることを3つの目で捉えてみます。

参加者全体の雰囲気(魚の目)やそれぞれの会話の様子(虫の目)、誰かの発言に対して誰が反応したか(虫の目)、どんな言葉や態度(虫の目)がどれくらい場に影響を与えるか(鳥の目)など、些細なことも見逃さず(虫の目)幅広く全体を見渡す(鳥の目)ことがファシリテーターの役割だと思っています。
時には介入したり(虫の目)、全体に問いかけて流れを変えたり(魚の目)、さらにはテーマを共有して全員で考えるよう方向づけたり(鳥の目・魚の目)と、その瞬間の空気感(魚の目)を大切にして場をホールドしています。

いざ言葉にしてみると、目まぐるしく3つの目を切り替えていることがわかりますね。でも意識的にカチッと切り替えるというよりも、シームレスに見方が変わる感じがしています。ふと全体を見渡したり、ある人のある発言に意識を向けたり、それでいてここまでの全体の流れを考えたりと、3つの視点で“いま”を捉えることを大切にしているんですね。

感覚的には3つの目は、スマートフォンのカメラに近いかな?
広角と望遠、静止画と動画をシームレスに切り替え、かつ撮った画像をアルバムとして見返して不足している写真を撮っておこうとする感じです。

apple iPhone16Pro 公式ページより引用


『鳥の目、虫の目、魚の目』や『マクロ、ミクロ、流れ』と教わったからこういう見方をするようになったわけではありません。
むしろ、これまでずっとやってきたことを例えるうえで『3つの目』という言葉が適していたという感じです。

以前、これに近いことをカメラのレンズに例えてお伝えしました。

また、視野・視点・視座のお話しも書いたことがありましたね。

これらの共通するのは、モノの見方・捉え方にこだわっているわたしがいるということ。これもまた、ファシリテーターという役割に矜持を抱くわたしらしさのかけらかもしれませんね。




さて、トライアルデビュー記念日にどんな経験をしたのか……仲間のこれからにエールを送りたいと思います。

3つの目を大切にし、ともにがんばっていきましょう!



#明日も佳き日でありますように
#鳥の目
#虫の目
#魚の目


#毎日note
#おかちんnote
#キャリアカウンセラー
#キャリアコンサルタント
#キャリアカウンセリング
#キャリアコンサルティング
#キャリア
#キャリコン
#CDA
#コミュニケーション
#コミュニケーションファシリテーター
#コミュファシ
#アートマインドコーチング
#AMC
#対話型アート鑑賞
#JEARA

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?