見出し画像

就職活動で、面接試験は避けて通れません。

企業側にとっては、
・ミスマッチを防ぐ
・応募者の考えや思いを聞く
・直接会って雰囲気や人柄を知る
・コミュニケーション能力をはかる
などの目的があります。

応募者にとっては、
・自分の思いや考えを伝える
・会社の意向や要望を聞く
・会社の雰囲気や働く人の人柄を知る
・まだ知らないことや理解していないことを確認する
などの目的があります。


双方ともに十分なやりとりをして、納得したうえで入社するためには、やはり面接は欠かせません。つまり、面接とは合意形成の場なんですね。


ところが・・・新卒の学生に多いのはこんな質問です。

「面接ではどんなことを聞かれますか?」


「うーん、わからないな・・・」としか答えようがありません。

もちろん、志望理由や自己紹介などの一般的な質問はあると思います。
でも合意形成の場だとするなら、予定調和の定型的な質問は存在しません。
むしろ、お互いの考えを十分に聞くために「なぜ?」「どうして?」「どのように?」といった問いかけが多くなるはずです。

よって、「理由や意見、考え、込められた思いなど、あなたの主張を聞くための質問が多いですよ」という答えになるでしょう。


面接で大切なのは、「あなたは何を伝えたいのか」ということです。
自分が伝えたいことをきちんと整理して、相手に伝わるように表現することが重要です。


そのうえで、「相手にはどう伝わったか」を確かめます。
面接官の反応を見て、自分の話がどこまで伝わったかを確認しつつ、必要に応じて追加で話をしたり、逆に面接官の意見を聞いたりします。


そして最後は、面接官とともに未来予想図を描くような話が展開できるといいですよね。



「何を聞かれるか」と予想するよりも、「わたしは何を伝えたいのか」ということを考えて、じっくり自分と向き合うことの方が大切です。自分と対話した分だけ、本当に伝えたいこと、知ってほしいこと、共有しておきたいことが明確になりますから。

どうか不安に思わず、自分の心の内を言葉にできるように準備してくださいね。



明日も佳き日でありますように


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?