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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2022年3月の記事一覧

ヨーロッパが来た! ー 「さよなら低金利」(但し日本は除く?)。

 ヨーロッパ=ユーロの国債金利上昇が激しい。2021年前半まであれ程頑なに「インフレは一時的…

損切丸
2年前
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"うまい話" には「裏」がある。ー「ルーブル高」の "カラクリ" 。

「おっ、ルーブル滅茶苦茶上がってる!」  一時@150台まで上がったドル/ルーブル(=ルー…

損切丸
2年前
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止まらない「円安」。ー 一体日銀はどこまで "我慢"(?)するのか?

 「円安」が止まらない。ドル円を見る度に▼1円ずつ「円安」に。単一民族国家・日本の特性で…

損切丸
2年前
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「利上げ」予報 @3/25/2022。

 3/25の「利上げ」予報をお伝えします。  【アメリカ】  ・大型で強い「インフレ・ハリケ…

損切丸
2年前
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逃げ出す「お金」。向かう先は...。

 「損切丸」は銀行(それも結構大手)の「資金繰り」担当という、やや特殊な仕事に就いていた…

損切丸
2年前
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人民元やインド・ルピーは「ルーブルの避難回廊」になり得るのかⅢ。ー  "非友好国" …

 昨日(3/23)こんな note.  (続)人民元やインド・ルピーは「ルーブルの避難回廊」になり…

損切丸
2年前
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(続)人民元やインド・ルピーは「ルーブルの避難回廊」になり得るのか。 ー 開戦後1ヶ月、「お金」の動き。

 人民元やインド・ルピーは「ルーブルの避難回廊」になり得るのか。 ー 「通貨安」と「ドル建債務」の問題。|損切丸|note の続編。   「損切丸」では今回の戦争、軍事情報や人道的報道など紛れが多いものを除外して、「お金」に焦点を当てて客観的に捉えようと試みている。日本では西側の情報も多いので、反対側で支援に回っている中国・インドが焦点。  まずこの1ヶ月のルーブル、人民元、ルピーのFX動向を検証してみよう。  原油・ガスを仲介とした「お金」のフローチャート: ↓ 

突っ走る「金利正常化列車」。ー 米国債では「逆イールド」が進行中。

 いよいよ「金利正常化列車」が突っ走る気配。世界中で国債金利が一斉に上昇し始めた。10年は…

損切丸
2年前
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2022年「金利」の "Conundrum" (謎)。ー 株高を支援する「イールドスプレッド」。

 標題添付の「米国債FF~30年」のイールドカーブを見て頂きたい。2021年7月がこれ ↓ だか…

損切丸
2年前
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FOMC、一夜明けて。ー 日本は "激震" なのにマーケットには "春の陽気" ? 

 「あれっ、何か揺れてないか」  いやぁ、昨夜(3/15)の地震は驚いた。あの揺れがどんど…

損切丸
2年前
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人民元やインド・ルピーは「ルーブルの避難回廊」になり得るのか。 ー 「通貨安」と…

 激しい「お金」の戦争が続く中、「独裁主義」陣営にも支援の動きが見られる。道義的な観点は…

損切丸
2年前
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続報:中国に異変? 着実に進む「お金」の「中国離れ」。

 ↑ 標題にブルームバーグ社の "Dragon China Index" チャートを引用させて頂いたが、何と20…

損切丸
2年前
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中国に異変? 急落・低下に転じる中国株・中国国債金利。

 3/14 ハンセン指数が▼1,000.ー以上下げ(▼5%)、@19,500.ー 台に急落、上海/深圳CSI300も…

損切丸
2年前
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”おかしな米国債イールドカーブ”。ー 5年債 ≓ 10年債 ≓ @2.0%?

 「共感疲労」  何が本物の情報かも掴めない中、悲惨なシーンばかり見せられていれば誰でも精神的に疲れてしまう。おまけに「共感」したからと言って何かできるわけでもない。申し訳ないと思いながら、戦況は客観的情報に留め、今後はマーケット全体の動きの方に重きを置いていく。  さていよいよ3/16にFOMCを控え、「歴史的転換点」に立ち会う場面が迫ってきた。ここでおかしな米国債イールドカーブが出現しているのをお気付きだろうか。そう、5年債 ≓ 10年債 ≓ @2.0%( ↑ 標題グ