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横浜FC観戦記2022

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2022年4月の記事一覧

2022年J2第12節 横浜FC-FC町田ゼルビア「メッセージ」

2022年J2第12節 横浜FC-FC町田ゼルビア「メッセージ」

後半30分横浜がサウロ・ミネイロを投入したのは、四方田監督からのメッセージと受け取った。裏のスペースを狙えと。裏のスペースに蹴って、相手のラインを下げさせて、間延びさせたい意図はスタンドからも窺えた。スピードとフィジカル勝負なら逆転ゴールはある。ただ、現実はそうならなかった。

ここにいること

長谷川竜也には、昨年J1で対戦した時も裏に抜けるクイックネスとシュートの正確性を存分に見せつけられた。

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2022年J2第11節栃木SC-横浜FC「今日のイチゴは甘くなかった」

2022年J2第11節栃木SC-横浜FC「今日のイチゴは甘くなかった」

4月の麗らかな春と思っていたら25度を超える夏日になったこの日の栃木。暑くて汗をかいたら糖分がほしくなるところ。そんな時は、今が旬の苺がピッタリ。苺と言えば、栃木は有数の苺の生産地で出荷量、出荷額は日本一。特に「とちおとめ」は生産量日本一の品種。自分も試合前にスタジアム近くのパティスリーでフルーツタルトをいただく。栃木を食べるぞ!なんて縁起を担ぐことより、一日で一番気温が高くなる14時近くにスタジ

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2022年J2第10節横浜FC-ベガルタ仙台「飛ばす」

2022年J2第10節横浜FC-ベガルタ仙台「飛ばす」

後半11分だった。手塚の縦パスを小川が落とすと、ボールはサイドに開いていた高木へ。左利きの高木は一旦サイドを駆け上がろうとするが、仙台DFがサイドを締めるアクションをしたことで右足にボールを持ち替えた。利き足とは逆に右足で放ったアーリークロスに合わせたのは、起点になった小川。前節千葉戦でも長谷川のクロスを、小川がディフェンスの間に入り込んでほぼフリーな形で決めたのと同じ形を再現したのだった。相手の

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2022年J2第9節ジェフユナイテッド千葉-横浜FC「タラとレバー」

2022年J2第9節ジェフユナイテッド千葉-横浜FC「タラとレバー」

後半50分、千葉・末吉の上げたクロスの折り返しを千葉・新井一がヘディングでねじ込む同点弾。これで1-1。静まりかえる横浜ベンチとアウェイスタンド。直後に主審の試合終了を告げる笛がふかれ、横浜の勝ち点3は文字通りラストプレーでスルリと逃げていった。

水色と黄色

とうとうヒュンメルを着た相手とリーグ戦で戦うことになった。2001年ミズノからサプライヤーをヒュンメルに変更した横浜FC。この関係は20

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2022年J2第8節  横浜FC-FC琉球「翔さんにごめんなさいしようの会開催のお知らせ」

2022年J2第8節 横浜FC-FC琉球「翔さんにごめんなさいしようの会開催のお知らせ」

今シーズンの開幕前のキャンプで伊藤のプレーを見て、開幕戦は少なくともベンチには入ってくると自分は考えていて、Spaceでもそう話したのだが、多くの人はきっと逆張りと思って耳を傾けなかった。昨年J1リーグでノーゴール、ノーアシスト。ルヴァンカップでの得点もPKの1点。これで今年期待しろというのが無理かもしれない。ただキャンプを見た方なら自分の意見に賛同したと思う。ボールをもって前を向いた時の迫力や決

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2022年J2第7節 横浜FC-モンテディオ山形 「出羽三山を越えて」

2022年J2第7節 横浜FC-モンテディオ山形 「出羽三山を越えて」

3月30日の試合の数日前のモンテディオ山形公式のツイートを見て、NEC山形サッカー部がスタートであることは知っていたのだが、このクラブの源流は鶴岡にあると初めて知った。だから、もう10年以上前に起こった「月山山形」への改名の話が出たことに今更ながら合点がいった。
山形県は西側は日本海に面しているが、山に囲まれた土地で、山形県は鳥海山、蔵王山、烏帽子岳はじめ多くの山があり、それがモンテ(イタリア語で

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