マドレーヌの書斎

優しさ、夢創家。 絵と曲と文章をつくります。 TikTokは疲れるから苦手です。 愛と…

マドレーヌの書斎

優しさ、夢創家。 絵と曲と文章をつくります。 TikTokは疲れるから苦手です。 愛と平和と数学とシュールをつくります。

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詩 『満月で理解をする人間』

妖しげな満月の光が降りてくる。 西が眩しくて東が氷を張る。 現実的なオカルトはクレパスで書けない。 古い惑星はパンパンに腫れている。 恒星は気にもせず、 固体になった海が大切に持っている乾いた骨に、 マグマを取り付けて地球に何かを書いている。 100万個の魂がブクブク音を立てて沸騰する。 その音が夜を震わせて、しまいには夜を曲げて、 ソレを力ずくで気体にしていく。 どうやら焦って起きているのは僕だけ。 月明かりによって見やすくなった 窓から見えるビルが ゴォゴォと、火だ

    • 詩 『七月末のバルプロ酸錠剤』

      僕は弱気な赤に飛びこむ。 カミソリの音が聞こえて生きていく。 いつも人が多くて孤独を感じる駅のホーム。 線路に向かって身体をふわっと。 今日も助手席からいつもの病院が見える。 きっと未来は大丈夫だとか。 環境のせいだ、病気のせいだとか。 藁をもすがるネットの試みだって。 僕は教室の前で怖くなる。 ひとつの希望が見えたトイレの中、 血だらけの腕で壊していく。 きっと僕の心は犯罪者と変わらない。 きっと未来は大丈夫だとか。 環境のせいだ、病気のせいだとか。 藁をもすがるネッ

      • 詩 『梅雨にランタン』

        わたしたちは曇った胸のランタンに灯りがついたら 消えかかる程度のロマンスを美しく生きるの。 きっと音楽になれる愛で、絵画になれる愛で、 もっと星を光らせてよ! 朝にふと一瞬花に止まったオレンジの小鳥。 フワッと緑のそよ風が吹いて思う。 やっぱりあなたには花が似合うね。 今あなたにふりそそぐ朝日はクリーム色。 フサッと森の葉っぱが舞って思う。 あ、やっぱりあなたはなんでも似合うんだね。 「好き」や「愛してる」よりも 「ありがとう」が一番美しい。 遣らずの雨の中、花明かりが光

        • 詩 『さらば』

          僕が心を失った感覚も きっと誰も分からないんだ。 戻らなくて悲しいことも もう戻らないのが分かることも。 僕はなにを忘れようとして なにを大切にしようとしているのだろう。 自然がいっぱいな所に行こう。 僕らはのんびりする方法を忘れたから 一生懸命のんびりしなくちゃね。 遠くで未だに唯一でいる貴方の方へ。 綺麗な世界にいたいのに 汚い世界は嫌なのに。 僕は知ったあとに 知らなくなりたいのに。 僕はなにを忘れようとして なにを大切にしようとしているのだろう。 森に滝を見に行

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        詩 『満月で理解をする人間』

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        • 書斎デスクの万年筆が青いアゲハ蝶に見える。
          65本

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          詩 『今になる』

          目の前に赤土色の大きなドアがある。 この部屋を出るとまた同じ部屋。 いつかの僕がドアを開けて中に入る様子が見える。 今僕がいるのは過去か現実か未来か。 いつのまにか森のお風呂場は開かれて 僕は泡をつくる芸術家。 いつのまにか空気は閉ざされて 僕はキャンドルをつくる数学者。 夏が来て美しいメロディが流れる。 この幸せに理由はなくて、 きっと僕は今アイスが溶けても 甘いロマンスだと思うのだろう! エレイナルの絵の前にアサガオが咲いている。 この部屋を出たらお日様さんさん。

          詩 『死にたい夜』

          深夜にリストカットする高校生は 同級生を八つ裂きにする夢を見る。 生きたくもないし死にたくもない。 やっぱり死にたいな。 全員が敵なんて辛いなぁ。 本当に全員敵なんだなぁ。 リスカ見たら死んでください。 僕が死んだら見てください。 幸せな人には分からないし 助けを求めてもイライラするだけだし。 本当に僕のことを想うなら その取り上げたカミソリで僕を殺して。 全員が敵なんて辛いなぁ。 本当に全員敵なんだなぁ。 リスカ見たら死んでください。 僕が死んだら見てください。 生

          詩 『死にたい夜』

          詩 『エレイナルの終末』

          磔にされた海賊、21世紀のヒロイン・ドクター 意味のないものに乾杯だ、チャールズドドソン 亡びる人類に献杯すれば 愛と恋の宗教のブルースがノックする。 とくとご覧あれ、ナッツにしとき 大きい十字架を抱えたら とくとご覧あれ、僕だけにしとき 残るは我らが伝統の痣だ。 子供になった21世紀のロック・スター 冬のソナタは白く白くたゆたう。 君のアバラは無くなってから続いていく。 砂漠に降る雪は孤独のブルーを奏でた。 とくとご覧あれ、ナッツ食べられた 零れた零したとっちらかった

          詩 『エレイナルの終末』

          詩 『地の利を得たドーナツ“機械”』

          瀉血ご無沙汰の魑魅魍魎は 中世ヨーロッパの戦争に同情して コウモリを下品にしていく。 文字だらけのアンドロイドは 芸術家の歴史に同情して 人間を正解なハンサムにしていく。 世界平和のカカオ豆とカルトはBOXでマナー違反。 飲み込んだユニクロとコーラはMAXにウクライナ。 生き返らない子供の肩の形が変に見えるから マドレーヌの書斎は月にあるらしい。 立ち入り禁止の資格試験会場は 政治経済の答えも表さない。 裏切り禁止のオッペンハイマーは 数学物理の答えも表さない。 精神障害の

          詩 『地の利を得たドーナツ“機械”』

          詩 『ネロネロネロQQQ』

          令和は教科書を吹っ飛ばす内容の歴史をつくっているが、すぐ終わるから別に大したことはない。 一生懸命気楽になろう、一生懸命感謝をしよう。 生きていようが死んでいようが 歴史上の人物はカッコつける。 例えば 令和は「命はすべて平等だ」を掲げているが 絶滅危惧種保護の番組の後にゴキブリ駆除のCMが流れ 真夜中に桜をライトアップさせ、 より綺麗に見せるために桜の木の下の雑草を抜く。 私たちは人工の自然を自然と勘違いする。 平等をうたう正解反応24時間テレビの皆さん。 「こんな人で

          詩 『ネロネロネロQQQ』

          詩 『月光のハンモック』

          起きる前までは平気なのに いまは背中の星空が柔らかくなっちゃう。 入り込んだら平気なのに ぼくはいつも気になっているだけなんだ。 高い天の星空に誰かがいるような。 ぼくは何かを忘れてしまっているような。 ここは星しか見えないから ここには星しかない。 とても綺麗だな。 覚める前までは平気なのに いまは転がる月の裏側が見えちゃう。 落ち込んだら平気なのに ぼくはいつも気になっているだけなんだ。 高い天井の星に誰かがいるような。 ぼくはもう思い出すことができないような。 こ

          詩 『月光のハンモック』

          詩 『アシクルプロス』

          脳じゃない!心臓で詩を書く人は壊される。 消費を贅沢だと思い込む人は疑わない。 出来損ない!僕はアシクルプロスで待っている。 皮膚が伸びきった人は自分の歪を疑わない。 剃刀持った手で頭を殴って現す星型の友達、 ツインテールのアマリリス。 『貴方の下手っぴな死んだフリを見れたら 静かな笑顔が破れる風船に乗っかって 遠くへ行こうと思うんだ〜。』と言う。 膨らんでいるのは誰でしょうか。 縮んでいるのは誰でしょうか。 300m下の友達の頭の皮膚が みるみる硬くなっている。 ぼりぼ

          詩 『アシクルプロス』

          詩 『ノロマな日本国民は爆撃する必要がある。【政治的思想QKL「地獄」】』

          地獄を見せろ。 馬鹿らしい政治に電線を張って爆裂させろ。 太陽フレアを爆発させる俺は馬鹿らしい。 ありふれた快楽にそろそろ気づいた頃じゃないか? はやく攻撃せよ。 泣いてるだけでは何も起こらないね日本国民。 歴史で学んだ革命を起こせ日本国民。 ないものねだりにそろそろ気づいた頃じゃないか? 死にすぎた。生きすぎた。 「自殺オリンピック候補の諸君、 悪いのは自分か?それとも社会か? 自殺しても分かってくれないのは社会。 自殺オリンピック候補の諸君、 潰す対象は理解したか?それ

          詩 『ノロマな日本国民は爆撃する必要がある。【政治的思想QKL「地獄」】』

          詩 『楽園リゾートと2037年経済』

          東京がやっとこさ乾いたので アスファルトの間からミミズが湧き出た。 コンクリートを埋めつくせば 鳥たちは飛ぶことを忘れる。 天使の味はスパイシー Twitterの梱包材はコオロギー いすのまちのコッシー 山梨県のおばあちゃんがファンタを飲んだよ。 知らないの?変なの 地面の中から上を向いた顔だけ出ている子供。 みんなは脳みそのトロトロスープは恐ろしい魔女のお得意料理だと思っているけど、彼は知っている。 だから「それは向きがおかしい幼稚園の給食室で見たナイフに似ているんだよ

          詩 『楽園リゾートと2037年経済』

          詩 『あべこべ』

          奇妙なアタマをした若者が月に向かって笑ってる。 月の上の若者も地球に向かって笑ってる。 そのまま笑顔のままゆっくりピストルを出して お互いの頭を撃ち抜いた。 月の向きがおかしい夜に 誰にも伝わらない恋の物語が始まる。 25:00に夢の中で彼は 月まで届くナイフのはしごを登りきって笑顔で エイリアンのどろどろしたアタマをさすっている。 ナメクジの上にロココ様式の三角フラスコを置いて イスラエルの19歳の声帯を燃やす儀式に 意味を感じない、彼は本当に変わり者。 政治家の頭を粘

          詩 『それは人間界の種類による』

          日本酒で狂いそうに、どうも苦しそうに 愉しそうにあなたは人を殺すんだね。 唸れ、煽れ、邪魔すぎて通れないけど仕方ない。 内臓に空襲を起こせ、不謹慎の偶像崇拝。 ぬいぐるみに魂を吹き込め、克己心のYouTube魂。 これがスパイラルか、面白いw 都会の勉強会は量産革命を起こす。 お前はビートルズが僅かに掠れた幻覚映画を観る。 診られたい、殺されたい、なら地獄に行こう。 デタラメにカラスの糞を被って 我武者羅にそんな人の日記を黙読する。 人類よ、いつまで続けようか、 内臓を、

          詩 『それは人間界の種類による』

          詩 『人類学を爆撃せよ』

          僕は疲れた時に天国についたことがある。 天国に生息する鳥は地獄を知らない。 さえずりに似た会話が聴こえる。 モノトーンのシルエット。 爆撃の革命家ブラッド様は 旅の身代わりを空に噴き出す。 風情を感じ涙を流す聴衆。 殺人犯のマイホームより。 僕は楽しい時に地獄についたことがある。 地獄に生息する鬼は天国を知らない。 救われちゃったら務まらない。 モノトーンのシルエット。 昭和のみすぼらしいリゾートは 白髪の意味を空に喚き散らす。 願いを込めて涙を流すお前は 殺人犯のマイ

          詩 『人類学を爆撃せよ』