詩 『ネロネロネロQQQ』

令和は教科書を吹っ飛ばす内容の歴史をつくっているが、すぐ終わるから別に大したことはない。
一生懸命気楽になろう、一生懸命感謝をしよう。
生きていようが死んでいようが
歴史上の人物はカッコつける。

例えば
令和は「命はすべて平等だ」を掲げているが
絶滅危惧種保護の番組の後にゴキブリ駆除のCMが流れ
真夜中に桜をライトアップさせ、
より綺麗に見せるために桜の木の下の雑草を抜く。
私たちは人工の自然を自然と勘違いする。

平等をうたう正解反応24時間テレビの皆さん。
「こんな人でも頑張って生きています。」
「こんな人」と言っている時点でそれは平等なのか。
多様性を尊重するのに強要をする民俗。

命は平等と主張する日本国民の皆さん。
推しが死ぬより一般人が死んだ方が悲しむ人は少ない。
「それは数じゃない、気持ちだから」というが
平等というものは数で表される。

令和はやらない善よりやる偽善の価値を作成したから
デタラメの多様性に思考を持っていかれてる。
一生懸命思考しよう、一生懸命感謝しよう。
幸福の価値観を創るカリスマ的支配は
歴史と共に、無い者ねだりか。

例えば
贅沢を忘れた消費者は稀に虚無を考えるが
考えているだけで考えていないのだよ。
努力せずに努力する方法を調べることが好きな不安人（ファン人）のために教師が正しい幸福を教えても
彼らはまた幸福は消費だと勘違いしてしまうのも無理はない。

世界平和を歌う承認欲求ロックスター。
平和にしたいのならNPO法人等に勤めた方がいいよ。
もしかして嘘を歌っているんじゃないの？
本当のロックはギターを売って被災地に募金することだぜ。

自分の恋を切なく歌うロックスター。
「あなたに届けたい」なら相手に贈りなよ。
なんでわざわざステージに立って歌ってるの？
本当のロックは踊る相手がいなければ椅子と踊るのだ。

「世の中を常に疑う目を育みましょう」という授業で寝ている生徒を怒る学ぶ気のない教師。自分の授業がつまらないかもしれないという発想がない。
教育に大切なのは相互作用だ。
そしてこれからの日本を作るのは教育だ。

ロックンロールならぬ鬱憤ロール、
慈善団体ならぬ偽善団体、
相も変わらず消費を贅沢だと思い込む。
精神病者はアルバイト中らしいし、
綺麗な過去は未来が曲がるだけだから。さぁ、
さぁ、日本国民よ、考えろ。
脳を活性化させ、定義を見つけるのだ。
バクバクの脳を活性化させ、幸福を見つけるのだ。
さぁ、さぁ、日本国民よ、考えろ。
一人で生まれて一人で死ぬあなたは
本当は何を大切にしたい？
あなたの走馬燈エンドロールは
どんな内容がいい？
どんな気分がいい？
ネロネロネロQQQ