詩 『月光のハンモック』
起きる前までは平気なのに
いまは背中の星空が柔らかくなっちゃう。
入り込んだら平気なのに
ぼくはいつも気になっているだけなんだ。
高い天の星空に誰かがいるような。
ぼくは何かを忘れてしまっているような。
ここは星しか見えないから
ここには星しかない。
とても綺麗だな。
覚める前までは平気なのに
いまは転がる月の裏側が見えちゃう。
落ち込んだら平気なのに
ぼくはいつも気になっているだけなんだ。
高い天井の星に誰かがいるような。
ぼくはもう思い出すことができないような。
こ