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若者よ、金を使え

インターネットはすごい。
とりあえず何でもできてしまうからすごい。
首相がオンライン規制ではなくオンライン帰省を勧めるぐらいにはすごい。
家に居ながら仕事ができてしまうテレワークも推奨されている。
もっともニートである私には縁のない言葉だが、、、、、。

私はtwitterをやっているのだが、最近やたらと20代投資家というワードが目につくようになってきた。
投資家に年代なんぞ関係ないだろうと私は思うのだが、どうも若者同士で情報交換をしたいらしい。
本当かどうかわからないが、1000万だの2000万だのと自分の資産がどのぐらいあるのかを積極的に公開している。
本当ならば20代でこれほどの資産を築いたことは称賛されることである。


私の話になるが、私は貯金が趣味と言えるほどお金を貯めることが好きだった。
(投資は危険というイメージしかなくお金は増やすものではなく貯めるものという発想しかなかった)

ケチでお金を使うのがあまり好きではなかったことも影響しているだろう。

なにをするにもお金を使わないこと・ものを選択することが多かった。

高い服にお金をかけるなんてもったいない。安物でいい。
高い食べ物にお金をかけるなんてもったいない。安物でいい。

これがどんどんエスカレートすると、

入場料がかかるなんてもったいない。行かなくていい。
食べ物にお金をかけるなんてもったいない。食べなくていい。

何をするにもお金を極力使わないという選択しかできない人間ができあがってしまった。


そのような人間をみなさんはどのように思うだろうか?

私自身は非常につまらない人間だと思っている。

まったく魅力がない。

「この店おいしいよ~」

「でも高いんでしょ?」

「これいいからおススメ!」

「でも高いんでしょ?」

通販番組ならお決まりのやりとりかもしれないが、現実世界においてはナンセンスだ。

こんな人間と一緒にいたいと思うだろうか?

私は思わない。

おかげで、通帳の残高が増えることだけが楽しみであり、つまらない大学生活、つまらない社会人生活を送ることになってしまった。

もっともこれはすべて自分が悪いのであるが、私と同じような人生を歩んでほしくないという「戒め」としてnoteを書いている。

タイトルに「若者よ、金を使え」と書いているが、これは無駄遣いをしろと言っているわけではない。

また、冒頭で20代投資家の話をしているが、投資をするなという話でもない。(逆に20代で投資をしている方は尊敬する。将来を考えているからこそ投資をしているのだと思うからだ。)


私が言いたいのは、【価値があることにはどんどんお金を使え】ということだ。

しかし、この【価値があること】がなんなのかを見つけることは難しい。

それは、インターネットに答えが書いてあるわけでもないし、人によって【価値があること】は異なるからだ。

じゃあどうしたらいいのか?答えは簡単である。

クラシックを聴くでもいい。
美術館に行くでもいい。
ジムに行くでもいい。
おいしいものを食べるのでもいい。
海外に行くでもいい。

何かお金をかけてやってみるのだ。

お金をかけるということは、かけたお金を無駄にしてはならないという心理が働き、責任が伴う。

それを利用して、いろいろなことを知るのだ。

いろいろなことを知ることで、いいものや悪いものを判別できるようになり、やがて【価値があること】の基準を獲得することができる。


若者よ

株式会社や投資信託に投資するのもいいが、自分に投資する「自己投資」をして己を磨くことを並行して行うことだ。

自分が一番の資産であるということを忘れてはならない。


最後に、ここまで読んでいただいたことに感謝する。
ニートであるおじさんの戯言などまったく参考になるわけはないが、何を選択するのかは個人の自由である。
若者が何を選択してもおじさんは応援している。自分の選んだ道なのだから悔いはないだろう。若者よ、おじさんを反面教師として頑張るのだ。


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