マガジンのカバー画像

おいしいことば

17
特に深い意味の無いことば。瞬間的にキャッチしたことば。それを流れのままに、なるべく手を加えず、リズムの良さを意識して書いていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

悲劇も喜劇も◐2021.5.19

悲劇も喜劇も◐2021.5.19

ある名作ミュージカルの映画版のサウンドトラックを聴き

感動に浸って涙ぐみそうになりながら
洗濯物を干しているときに、ふと

「悲劇も喜劇も、人工物。」

っていうフレーズがおりてきて
一気にシラケたというお話です。

感動してたのに、
こころがじーんとしていたのに、です。

悲しむために
涙するために
事を起こしているだけじゃん?

自ら悲劇のストーリーを仕立てて
泣いている、悲しんでいる、絶望

もっとみる
肉体を離れる前に◑2021.03.24

肉体を離れる前に◑2021.03.24

授肉しているあいだに
霊性となり

この世の中に自分を還元していくこと以外に

成すべきことは何もない

そのための智慧である

なんのための智恵と実践か

嘘か誠かそんなのどちらだって構わない

鼻から嘘だと突っぱねることもできるが

開かれた心で受け入れ、観察し、実践する

そのプロセスを経た上で

自分自身で判断する

そのくらいの

おおらかさは

あって然るべきなのでは

ないだろうか。

はじまり◐2021.3.19

はじまり◐2021.3.19

今ある環境
いまここにある、この舞台が
私のクリエイションの場であって

クリエイションする場が
いまは、ここが与えられている
と言えるのであって

それは私にとっての
天賦のベーシックインカムのようなもの
かと思うのです。

だからこそ、
この今、与えられている環境に

感謝を

という思いが
まず何よりも、全てを差し置いて
大事であると

その想いから
すべてが始まってゆく

そこにすべての起

もっとみる
聲◐2021.2.25

聲◐2021.2.25

こういう時だからこそ

ともに歩めと
存在を忘れてはならぬと

ひとつも例外なく

気を遣わず
愛を使えと

人の死でさえも
真理はかわらない

当たり前のことを
祖父の死という現象を通して
語りかけてくる

こころ砕かず
我に支配されず
気を遣わず

無理をしない
すり減らさない

己の役割は
内なる聲とともに
過ごすことだということを

常に思い出せと

このような時だからこそ
忘れてはならぬ

もっとみる
こんなときでさえも◐2021.2.23

こんなときでさえも◐2021.2.23

というのは

私たちの

色眼鏡であって

ほんとうは

どんなときも

かわらない

色付けしているのは

わたしたちだと

思い込みに気づけと

常識をうたがえと

なんら変わらない存在をまえにして

無意識に囚われた思考が

あらわになっていく

ただただ変わらない存在を

わたしたちが

状況によって色付けして

勝手に踊っていただけだった

勝手に心配して
勝手に気を遣って
勝手に振り回

もっとみる
家族◐2021.2.11

家族◐2021.2.11

カテゴライズされた役割をぬぎ、おのれの魂の役割を生きる

与えられた視点、与えられたかたち
ではなくて、

○○なんだなら、こう振る舞う"べき"
でもなくて、

そのすりこみを
刻みこまれた社会性を
父と母と子、妻も夫もない

ひとつの共同体としての可能性を
それぞれの本来の個性と知性と能力と真の役割でバランスする

与えられた役割を背負うから
与えられた役割で言語を選択するから
おかしくなるのだ

もっとみる
直感を覚えたのなら◐2021.2.5

直感を覚えたのなら◐2021.2.5

考えない
脈略、ストーリーを仕立てない

理由を探さない
整合性を求めない

それっぽく見せようとしない
帳尻を合わせようとしない
言い訳を用意しない

無用な思考の海に
あなたの直感を沈めることというのは

このうえない惰性である

直感は、生まれたてが新鮮で
全てで、完全体である

頭の理解など
二の次さんの次

いかようにも解釈できる
ということを

忘れてはならない

立春◐2021.2.5

立春◐2021.2.5

世界は輝いていた

我がとざされ、目がひらく

ひとりひとりの世界は希望に満たされ
心が軽くなっていた

明けたね、春きたる。

心は平穏で、
水(血)をたたえた泉のように
瑞々しくうるおい、やわらかく
のびやかで、どこまでも、しなやかにはずむ

風を通すこと◐2021.1.20

風を通すこと◐2021.1.20

配置換えをして
風通りをよくするということ、について

体の中から不要なものが抜けていき
エネルギーの水瓶が
新鮮な水で満たされ始めてくると

物の意思が

視えてくるようになる
聞こえてくるようになる

(あやしい、、笑)

滞っていたところから

配置換えして!
お掃除して!
呼吸させて!
風を通して!!!

私はここに、ここに、ここに、ここに、、!!

その要望のひとつひとつを
瞬時に丁寧に

もっとみる
ディストラクション◑2021.1.28

ディストラクション◑2021.1.28

天地がひっくり返る
黒が白になる

常識が、その言葉自体の効力を失い
あたりまえの五文字が空中分解する

数多くの制約から
日常を日常として保てなくなった時

はじめて
ほんとにいらなかったものが、見えてくる

大切にしていたものが
自分のアイデンティティを支えていたものが

自分の手元から離れてはじめて、
己の本来の身軽さを知る

正解や正しさが
ガラガラと音を立てて崩れ去り

コインのうらとお

もっとみる
計画◐2021.1.25

計画◐2021.1.25

この状態になっていることには
必ず計画があるのです。

人智を超えた計画が

ちっぽけな思考で考えたって
わかりっこない

その時はただその状態を
あぁ。そうなのね。と
受け入れる

そうなるもならないも
自分のせいではないのですよ
全て自分の力で起こしたことだなんて
烏滸がましい

大きな大きな計画の
1地点にすぎないのですから

わたしたちが
できることは

その状態が
苦しい、つらい、やる

もっとみる
火消し◐2021.1.19

火消し◐2021.1.19

たたかわない
議論しない
同調しない
熱を加えない

論争を独り歩きさせない
対立構造に人格を持たせない

自分の「捉え方」と
あなたの「捉え方」がまるで違ったときは

同調も、議論もしない

ふーーーん、そうなのねと、
うけとって、うけながす

瞬間的にカッとなって
いやそれは違う!!私はこう思う!!
が出てきたら

根っこを御覧くださいな

冷静に観察して

相手の中に自分の中に

その根本に

もっとみる
アップデート◐2021.1.18

アップデート◐2021.1.18

人類の進化について思うことがひとつ。

今までの1人分が、10人分の食を満たす体になれば、余裕だ、と思う。

菜食やヴィーガン、素食や不食、
食に対する様々な価値観や思想があるけれど

そもそも相対的に「不食・減食」の傾向に
体の組織が組み変わってきている。
という捉え方ってできないだろうか?

思想や価値観など「頭で考える」前に、

既に体の方から進化がはじまっていた、というような捉え方が。

もっとみる
クリーニング◐2020.12.12

クリーニング◐2020.12.12

ごきげんでいられるように、すべてを整えていく。

雑魚からチリから足元に転がる小さな石ころまで

丹念にひとつひとつ、「違うこと」から足元を洗ってゆく。

そうすると、ふと

惚れた腫れた恨み辛み嫉み妬みの類が

凄まじい存在感であったはずのそれらが、
魂をのっとるかのごとく、わたしの人格を変えていたそれらが

まぼろしであると、中身はからっぽであると、

脳天から丹田のあたりを突き抜けるように、

もっとみる