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お酢っておいしい。

おいしい健康のあずさんです。

「あずさんってお酢、好きだよね。」よく我が家にご飯を食べに来てくれる友人に指摘されて、ある時はたと気づきました。
確かに誰かを家に招く時は必ず、ピクルスやマリネ、お酢の入った煮込みなどを、毎回せっせと作っている…

そういえばいつから、こんなにお酢が好きになったのだろう。ふと考えてみました。

もちろんさっぱりとしたお酢の酸味も好きなのですが、他の食材の引き立て役(=影の立役者)のような存在を感じた時に、一気に心惹かれた気がします。

お酢に目覚めた日

そう感じたのが、2年程前。自宅で鶏肉と野菜の煮込み料理を作った時。
料理も佳境。具材は煮えたし、あとは味を調えるだけという時に、味をみて「あれ?思った味と違う…」と感じたのです。
おいしくないわけではないのだけど、なんとなく味が物足りない。でも何をどれくらい入れたらいいのだろう…。
そう迷いあぐねている時に、目に入ったお酢を大さじ1杯入れて、しばらく煮込んでみました。すると、味が激変したのです。

最初はツンとしたお酢の香りに、「失敗したかな」と不安だったのですが、5分ほど煮込むと香りが和らぎ、うま味だけが残って、驚くほどまろやかで、深い味に。
「ちょっと塩を足そうかな」と思っていたのですが、酸味が入ることで塩味が引き立ち、ピタッと味が決まったのです。


それから、赤ワインビネガーやバルサミコ酢などをみると「このお酢はお料理にどんな変化をもたらしてくれるのだろう」と想像することが楽しく、お酢を見るとついつい購入してしまいます。


最近のお気に入りは、スパイスカレーやカポナータの仕上げに少しだけお酢を入れること。お酢の香りが和らぐまで5分程煮込めば、コクのある複雑な味わいになります。

暑い日の料理には

夏の食欲が落ちる時期、我が家では酢の物やマリネなどのお酢を使った料理が頻繁に登場します。その中でも特に人気なのが南蛮煮。
さっぱりしたお酢の酸味が加わることで、ごはんがすすむ、すすむ。
毎回食卓に出すと一番先になくなる、我が家の人気メニューです。

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材料(2人分)
・鶏もも肉(皮なし)160 g
・塩 0.6 g
・こしょう 少々
・片栗粉 適量
・なす 2本
・サラダ油 大さじ1/2
・青じそ(せん切り) 2枚
・A酢 大さじ2/3
・Aしょうゆ 大さじ2/3
・A砂糖 小さじ1
・A酒 小さじ1
作り方
1.なすは乱切りにして水にさらした後、しっかり水けをきります。Aの調味料は混ぜ合わせておきます。
2.鶏肉は余分な筋があれば取り除き、食べやすい大きさに切ります。塩とこしょうで下味をつけ、片栗粉を鶏肉にうすくまぶします。(袋に入れて振ると簡単です。)
3.フライパンに半量の油を熱し、なすを炒めます。しんなりしてきたら一旦取り出します。
4.フライパンに残りの油を足し、鶏肉を炒めます。
5.鶏肉の中まで火が通ったら、なすをフライパンに戻して混ぜます。余分な油があればペーパータオルで拭き取っておきます。
6.Aの調味料を回し入れ、全体に絡んでとろみがでてきたら火からおろします。
7.器に盛りつけ、青じそをのせて出来上がりです。
このレシピの栄養価(1人分)
エネルギー .........168kcal
たんぱく質 .........16.6g
脂質    .........7.1g
炭水化物  ..........8.1g
食塩相当量 ...........1.3g
食物繊維  ...........1.8g

ごちそうさまという幸せを、あなたへ。

お酢を煮込む時の私のお決まりの動作は、鍋の真上に顔を出して、香りを確認すること。「うっっ」とくるお酢の香りがなくなるまで加熱すると、うま味だけが残り、酸味が苦手な方でも美味しくいただけます。


おいしい健康管理栄養士 あずさん

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