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きみはだれ? 【蔦の森 24/3/23】

ある日のスノーシューツアーの帰り道。
何者かが雪の上で転げ回ったかのような不思議な痕跡を見つけました。

昨日の滑り納めの前にチェックしに来ていたのはこの痕跡なのでした。

いったい何をしていたんだろうか?
痕跡が乱雑過ぎて、どんな行動を取っていたのかが全然イメージできない。

ひとつ確かなのは鳥の痕跡であること。

THE鳥の足跡

森の中を歩いている鳥といえばヤマドリなんですが、この足跡はヤマドリではない。

ヤマドリの記事はコチラ↑

小さな沢に出入りしているので、水鳥かと思ったんですが、水かきの跡はなし。
(水かきを持たない水鳥もいますが)

足の大きさは約10cm(測りました)。
カラスかな?
それ以外の目ぼしい候補が思いつかない…。


遊んでます…?

うーん、わからない。
何かを拾い食いしてた?
ちなみにこの場所は大きなクリの木の下で〜♪と歌いたくなる、クリの木の足元なんですが、もちろん冬なのでクリは落ちていません。

カワゲラという虫の仲間(1cmくらいの大きさ)がこの時期は雪の上を歩いてたりするんですが、食べるんだろうか。
カラスは雑食なので可能性はゼロではないですが、食い出はなさそう…。

あっ!?
雪浴び?
鳥の仲間は羽根の清潔を保つ為に水浴びや砂浴びを行うことがあります。
寄生虫などを落とす為の行動だと考えられていますが、なんとカラスは蟻欲といってアリを浴びることで知られています。

雪浴びなんてあるのか?と思って調べてみたら、意外とそれらしい情報が出てくる!
寄生虫うんぬんの生きていく上で大事な行動なのか、ただ遊んでるだけなのかはわかりませんが笑

雪浴びらしき行動を取るカラスがいるんだなぁと思って再度写真を見返していたら、乱雑に見える痕跡の中に尾羽の跡と嘴を雪に突っ込んだらしき跡があることに気付きました。

現地では気付かず
やっぱり記録って大事

カラスも最後の冬を楽しんでいたんだろうか。
そうゆうことにしとこう(^^)



乱雑な痕跡ばかりの中で、去り際だけはとてもとても美しい痕跡を残していました。

立つ鳥跡を濁さず…?

全体として濁しまくってはいるんだけども笑

軽やかに去っていたであろうことがわかります。
2回の羽ばたきで完全に離陸している模様。

翼の痕跡の大きさは約70cm。
カラスがピンと翼を伸ばした時の大きさ(翼開長といいます)は約100cm。
雪に残った痕跡は翼を振り下ろした跡なので、ピンと翼を伸ばした時のことを考慮すると、100cmくらいはありそうです。


この記事を書き始めた時は、私の中でのカラス度合いは50%ぐらいだったんですが、書き終える頃には90%ぐらいに高まりました笑
断定はできないけどきっとそうだろう…!

いつか現場を目撃できますように!


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