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紅い魔物 【八甲田 24/6/13】

少し前のホットサンド会の記事で
モウセンゴケという食虫植物を紹介しましたが、
満足に撮影することができていなかったので、
改めて撮影しに行ってきました(^^)

紅い絨毯

モウセンゴケは漢字にすると毛氈苔と書きます。

毛氈とは、獣の毛(羊など)を加工して
織物のように仕立てた敷物のことで、
雛人形の下に敷く紅い緋毛氈が代表的な用途。

紅い毛を持つ植物が一面に群生する様子を
毛氈に見立てたことが名前の由来です。

輝く粘毛と影

甘い香りの粘液で虫を妖しく誘い、
誤って触れてしまった虫を絡めとる。

逃れようとする虫の動きに赤い毛が反応し、
包み込むように閉じていきます。恐ろしや…。

冒頭の写真をよく見ると黒いものが
捕まっているように見えますが、
う〜ん、いまいちよくわからん。

虫には申し訳ないが、捕まえられてるヤツは
いないかなと探していたら…

トンボ現る

このほっそくて青いのはルリイトトンボ。

モウセンゴケはトンボも捕まえられるらしい…
撮影し直しに来た一番の目的は実はコレ。

そんな都合良く見れるわけねぇ〜!

とか思いつつ、トンボをひたすら目で追う私。


あぁっ!!!

捕まった…!

なるほど、単体じゃなくて複数で捕らえるのか…

モウセンゴケは痩せた酸性土壌に生える為、
土からは満足な栄養素を得ることができません。

モウセンゴケにとって虫を捕らえることは
生きていく上で必要不可欠なことで、
この能力のおかげで栄養分の乏しい土壌でも
生き抜くことができています。


虫の気持ちになって考えるとゾッとします。
あの紅い絨毯は言わば魔物の群れ。
しかし甘い香りの誘惑には逆らえない…

紅い魔物

一番魔物っぽく撮れた一枚。

今ではもう全くやらなくなりましたが、
昔はよくRPGゲームに没頭していて、
中でもFF(ファイナルファンタジー)シリーズに
かなりのめり込んでいました。

FFシリーズのほとんどに共通して出てくる
モルボルという敵キャラがいるんですが、
モウセンゴケにどことなく似てるんですよ。

モウセンゴケは甘い香りで誘惑するのに対して、
モルボルはくさい息が得意技なんですけどね笑


いやぁ、ルリイトトンボさんには申し訳ないが
いいもの見させてもらいました。

お詫びにはならないけれども、明日の記事は
トンボを主役にしたいと思います笑



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