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苔目を鍛える 【奥入瀬 24/3/17】

苔の仲間の識別ってとっても難しいのです。
肉眼では判別できないようなレベルのものも多く、いまだに分からないものだらけですが、せめて肉眼で分かるやつはちゃんと分かるようになりたいものです。

冒頭の写真の苔は私の推し苔なんですが、実は2種類の苔が混在していて、右下の小さな塊の部分だけ種類が異なるんです。

大きな固まりの方の拡大

こちらはカラフトキンモウゴケという名の苔。
キンモウ=金毛で、胞子体に金色の毛が生えていることに由来します。

小さな固まりの方の拡大

こちらはエゾキンモウゴケという名の苔。
カラフト〜に比べると金毛が少ないそうですが、この写真の個体は毛がないように見えます。

この胞子体の違いが一番分かりやすく、冒頭の写真も拡大すると微妙に違うことが分かります。

葉が乾いている時の縮れ具合にも違いがあり、カラフト〜はぐちゃぐちゃに強く縮れるのに対して、エゾ〜は緩く縮れています。
これは見慣れてこないと分かりにくい特徴かも。


霧吹きシュッシュ後

心なしか右下のエゾ〜の所だけ緑が明るいような気もしなくもない…
陽のあたり方の違いかな

記事を書きながら、エゾ〜の写真の胞子体、違うやつ混ざってないか…?と疑心暗鬼に陥る私…
カラフト、エゾに加えてタチヒダゴゲというそっくりさんも存在しておるのです。
う〜ん、わからん…。


苔の識別はやってもやっても一向に自信を持つことができません。
とはいえ諦めることはできませんので、愚直に頑張るのみ!

今日の写真はホテルの庭の樹で撮影したものなので、また明日改めて確認してきます。
あ、でも今日は吹雪いてしまう程の寒の戻りだったので隠れちゃってるかな。

明日は最後の雪景色を楽しもう(^^)


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