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森を見下ろす 【奥入瀬 24/5/14】

昨日のホオノキ橋にて、真下に見下ろせるホオノキの花の蕾を観察していた時のこと。
それよりも低い位置で枝葉を広げている樹の枝振りと葉の付き方が綺麗で目を奪われました。

葉の重なりをなるべく避ける工夫は森の中から見上げているだけでは分かりにくいのですが、上から見下ろすことでとてもよく分かるのです。

冒頭の写真はミズキの枝振り。
限られた面積に効率良く葉を広げています。

ブナの屋根

雨が降り始めた時のブナ林の中は聞こえてくる音ほど雨を感じないのですが、それはこの立派な屋根のおかげなのかもしれない。
ミズキの屋根はスカスカで心許ないですね笑


枝の隅から隅まで葉がびっちり

私が愛してやまないカツラ。
枝全体に均等に葉を付ける特異なスタイルなので、樹全体の印象もかなり個性的。


まるで傘のよう

こちらはハリギリという樹の枝先の部分。
なんと、およそ20枚もの葉がひとつの枝の先端から出ているのですが、全然重なっていません。

最下層の葉は大きく柄も長いのに比べて、最上層、中央の葉はとても小さくなっています。
葉の大きさと柄の長さを変化させつつ、葉を互い違いに出すことで見事に重なりを避けています。


それぞれの樹種毎に様々な工夫が凝らされていることは勿論知ってはいましたが、分かりやすく観察できたことで改めて驚かされました。

普段と違う目線で森を見るのって面白い。


もしも鳥になれたなら、森を外から中から自由に楽しめていいだろうなぁ。

超々小型のドローンなんかをVRゴーグルで操作できたら鳥目線の空中散歩を体感できるかも?

新しいアクティビティとしてどうかしら…



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