ホオノキのその後 【奥入瀬 24/6/21】
5月の末頃、毎日のように通っていたホオノキ橋
花の観察がひと段落してご無沙汰でしたが、
ふと思い出して気になったので
久しぶりに行ってきました。
開花の遅かった花がわずかに残っていましたが
甘い芳香は微かに漂うのみでした。
花が咲いた後には実が生るはずなのに
何故だか全然見当たらない。
ほとんどが脱落してしまった様子。
見える範囲で実が確認できたのはたった3つだけ。
花の最盛期にヤマセの低気温が
かぶってしまっていたのが関係あるのかも。
雌雄切替の為に一度閉じた花が低温の為に
しばらく閉じっ放しになってしまい、
受粉のタイミングがずれてしまった?
花粉を運んでくれる虫達の活動も
低温で鈍くなってしまった?
などの理由が考えられます。
なんとか大きくなりつつある実が
無事に成熟できることを祈ります。
オマケ
ホオノキと並んで咲いていたトチノキの花は
しっかり受粉が完了した様子。
たくさんの若い実が生っていました。
しかしこの全てに栄養を満遍なく供給することは
できないので、これから自然と間引きが始まり、
残った5〜6粒の少数精鋭に栄養を集めることで
立派なとちの実ができあがります。
いつか自分で栃餅作ってみたいなぁ。