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別冊SIX

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メールマガジンに書いたコラムの棚卸し(文/SIX)
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2022年8月の記事一覧

韻は先着順で評価しない

概要採用したライムフレーズが他の作者と被った場合の評価について。 新規性の大切さ読者によ…

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繋ぎの重要性

概要韻を評価する上で、鍵となるのは繋ぎの部分である。 繋ぎで手を抜かない理想をいえば、ラ…

韻面積100

韻面積100とは繋ぎが0文字で、登場する全ての文字がライムフレーズになっている作品。 つまり…

シングルタスクとマルチタスク

概要作業の同時進行は効率的なのだろうか。 ひとつの作業を集中的に進めるメリット環境や思考…

表記ライマーの優れた点

概要コラム“音読ライマーから見た表記ライマーの問題”のつづき。 長所探し表記ライマーの優…

音読ライマーから見た表記ライマーの問題(後編)

概要前編に引き続き、表記ライマーの問題点を考える。 音便化を考慮せず、表記ベースで韻を評…

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音読ライマーから見た表記ライマーの問題(前編)

概要コラム“音読ライマーと表記ライマー”のつづき。 以下はすべて、筆者一個人の空想である。 筆者自身はどちらかといえば音読ライマーであるため、偏見があることを断っておく。 また、主としてネットライムなど活字媒体での話となる。 母音一致率を偏重しがちであり、子音一致率を意識しない音響一致率を母音一致率だけで判断している。 「独学」と「とむらう」の韻を、「OUAU」「OUAU」で母音一致率100パーセントである点から“十分な一致率である”と判断する。 それ以上に音響一致率を

音読ライマーと表記ライマー

概要乱暴に分けると、ライマーには音読派と表記派、二通りのスタイルがある。※1 音読ライマ…

持ち小節制ライムバトル

対戦ルール解説このパンチラインバトルにおける“小節数自由(トータル16)”という部分。 こ…

ワンループライムにおける緩急

概要連打ライムの単調さを克服する方法を考える。 連打のデメリット一バースあるいは一曲通し…

ライムマップ

概要韻の関連性をネットワークとして視覚化する実験。 使い方1フレーズを1ページとして作成 …

ブリッジライムの一致率

概要繋ぎに補助的な韻を取り入れる場合の一致率を考察する。 一致率の高いブリッジライムの例…

共作のコンポーネント指向

概要作者同士の化学反応が活かせるような創作を考える。 解説共作の醍醐味は、参加者が互いに…

独自性にこだわりすぎると書けなくなる

概要客観性ばかりでは創作できない。 イメージ他者と違うことをやろうと意識しすぎれば、他者が何をやっているか観察することに大きな時間を割く必要があり、無駄である。 肩の力を抜き、似ているなら似ていると受け入れる。 自分の作風が誰と似ているのか、その相手はどんな作風なのかを眺めてみると発見がある。 彼らは、自分とよく似た長所や短所を持っているので、自己分析やブラッシュアップのヒントになる。 彼らの長所については、タイプが似ている自分も少しの努力で身に着けられる可能性がある。