ワンループライムにおける緩急
概要
連打ライムの単調さを克服する方法を考える。
連打のデメリット
一バースあるいは一曲通して同じ韻を踏み続ける場合、音響面で強い反復性を備える。
よくいえば一貫性や統一感であるが、悪くいえば“単調さ”でもある。
では単調さを克服することはできるか。
ワンループでありながら、緩急をつける工夫にはどんなものが考えられるだろうか。
工夫の例
たとえば、繋ぎの文章が極端に少ない、韻面積の大きい連打ライムにする。
横文字や漢字を多用するなど、視覚的な変化を付ける。
改行の挿入で、視覚的な変化を付ける。
これ以外に、入れ子ライムを利用して連打の一部フレーズだけ同音ライムにする――といった手法も考えられそうだ。
次回のワンループ作品を書く際は、他にも検討してみたい。
(文/SIX)
関連項目
企画書“韻のワンループシリーズ”
変更履歴
2021.11.26 メールマガジン用に書き下ろし
2022.8.3 note用に改稿
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