災害は必ず来る未来
今日はちょっと災害対策の話しようと思う。
「防災」とは言うけども災害は防げない。地球規模の動きを人間の力でどうこう出来るものじゃないって事はみんな理解してると思う。
私自身、自分がそう言う経験をする事はないだろうと思っていたのだが…
広島から愛媛に赴任して2年目の夏。2018年の七夕の西日本豪雨に遭遇した。
私の住む松山市でも土砂崩れや河川の氾濫があったが、南予地区と言われる宇和島市や大洲市は破滅的なダメージを負った。
また故郷広島の父方の祖父母宅も途轍もない被災をしたのだった。
その日の記憶は鮮明だ。
ゲリラ豪雨のような強い雨が、延々と降り続いた。
もともと愛媛県は雨の少ない県で夏には毎年取水制限が発令される土地だ。
またみかんの生産地であるが故に段々畑が多く、土地の保水性が低い事も災いした。
翌日、有給を取り被災地に長靴を履いて駆けつけたが至る所で道の法面が崩壊していたり町が瓦礫になっていた。
声が出なかった。
南海トラフ地震
南海トラフ地震は日本書紀にも記載されている大型地震であり、西暦684年に発生した記録が残されている。
日本書紀には684年の南海トラフ地震(白鳳地震)で海に沈んだ集落があることが書かれている。
実際、多くの研究者による調査で須崎の野見湾沖や柏島付近に海底遺構が確認されている。
南海トラフ地震が起これば、集落ごと海に沈むほどの規模の災害が起こると言うことだ。
前回の昭和地震が1944年であった事から、すでに80年経過しており少なくともあと20年以内に起こる可能性は限りなく高い。
能登のように本州であるなら、比較的に災害支援は届きやすいのだが仮に四国で発生した場合、明石海峡大橋と瀬戸大橋およびしまなみ海道は通行止めの可能性が高い。
少なくとも橋の構造の安全性が確認されるまでは通れないはずだ。
実際に土佐清水などは震災時にはヘリで大分県と傷病者の搬送について協力体制を既に確立している。
陸路のあちこちが通行できなくなるのは火を見るより明らかだからである。
豪雨災害の経験から
水、ガス、電気が止まる可能性は非常に高い。
何はともあれ水と食料は最優先で備蓄すべきだが、
レトルト食品は被災時に役に立たない事が多い。
水と火がないと温められないからだ。
逆に、予想外に活躍したのが「菓子類」だ。日持ちが良く、そのまま食べられるため当面のカロリーは確保できる。カンパンやビスコはとても優秀だ。何より腐らない。
大活躍するのはカセットコンロだ。予備のボンベと共に用意しておきたい。火種としてもとても優秀だ。
水は5年保存出来るものが多く販売されているため、備蓄できるだけ用意したい。
愛媛の豪雨災害で思い知ったが、ポリタンクがないと汲みに行く事もできないため、ポリタンクも幾つか持っておくのが賢明だ。トイレや汗を流すのに必要だ。
私も持っているが、これは普段も使えてとても便利なのでおすすめする。
充電式LED防災ランタン
災害は必ず来る。そして防げない。防げないと言う事がわかっているからこそ、対応できる。
キャンプや登山をする人なら、持ってる道具はきっと活躍するだろうが、今一度持ち物が実際に使えるかどうか点検だけはしておきたい。
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