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メンタルヘルスとバイアスと自己認識

初めまして。くまです。

写真家ならば写実的に撮るべきでしょうか。画像を加工して色を鮮やかにし、映えを加えるのはもはや芸術家なのではないかと思う昨今です。



『自分の認識は正しいだろうか』


さて、あなたは自分を正しいと思っていますか?

唐突にそう聞かれると「正しいと思っているのは悪いことなのか」と勘繰って良さげな方を選んでしまいがちですが、多くの人はどっち付かずでどちらの側面も持ち合わせているので答えはどうでも問題ありません。

ただ一つ心に留めて欲しいのは『人間は認識を間違える』ということ。


思考や認知における偏りのことをバイアスと呼びます。心理学での用語ですが、特段難しいことはありません。

行列の店は美味しそうに感じたり、昔は良かったと感じてしまったり。

就活などで有名なハロー効果なんかもバイアスの一つです。

色々あって全部を知るのは大変なので、まずはなぜおかしな情報処理が起きるのかを理解しましょう。


今日のタイトル

意外と自分を疑わない。全ては君の快感追求や脳の怠惰性による誤謬の可能性がある


脳が判断を誤るのはその機能が合理的だからです。

・思考を速く省エネに済ませるために手近で最もらしい情報によって判断する

・信じたい情報、選ぶことでストレスの少ない情報を優先する

・自分は合理的で客観性を持った判断ができると信じることでストレスを減らす

生存のためには遅くて正確な情報よりも早いけど不確かな情報の方が有利です。ご存知の通り、人間の脳は原始時代の生活環境に適応していて、現代向きには構築されていません。

そうした環境と脳機能の差がバイアスを問題化しているのではないでしょうか。


『心地よい情報と手軽な判断基準を元にする』というのが多くのバイアスの元となる脳の合理性です。

では心地よい情報とはなんでしょうか。

分類すれば様々あると思いますが、共通するのが“信じている”です。

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