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〇〇を咀嚼する

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本・映画・アニメ・ドラマ・音楽などなど、芸術作品を咀嚼し、言葉に起こすことで、栄養にしていこうという取り組みです
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星崎くんに声をかけるなら

星崎くんに声をかけるなら

星崎くんへ
星崎くん、普通ってなんだろうね

まず、外見から考えてみようか
背が高い人、低い人、痩せている人、太っている人、声が低い人、高い人
この中で普通な人はなんだろうね
すべてを中間で兼ね備えてる人かな?

なら次は内面
自分の意見を伝えれる人、伝えれない人
周りに合わせられる人、合わせられない人
いつも笑顔な人、無口な人、面白い人、優しい人、
怒りっぽい人、誰かを傷つける人、自分を犠牲にし

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にゃーん。

にゃーん。

生きることを苦しく思うときがある
もう生活はしたくない、何もかもから逃げ出したい、無になりたい、何も感じたくないと、心の底から願う時がある

逃げ出したいのは、私の怠慢で、我儘で、身勝手な理由ばかりだから、生を捨てるに見合う出来ごとがないことに悔しがる

こんな性悪を綺麗に隠して、命の尊さを知っているふりをしてこれまで過ごしている

命の尊さはわかる。生の終わりは悲しい。
だけど自分の命ってどうし

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映画 怪物

映画 怪物

サスペンスが苦手なので、予告にビビりまくり遅れて視聴しました
思っていた怖さとはちがってやや安心
だけれど、シトシト心が苦しくなるような映画でした

この映画で終始問いかけられている「怪物とは何か」について、ちょっと考えてみた

怪物と聞くと、メアリーシェリーのフランケンシュタインを思い出す
この作品はいわゆるゾンビなフランケンシュタインが、怪物だと周囲から差別をうけるのだけれど、怪物は人間の心の

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自己理解の重要性について(アンクールな人生を読んで①)

自己理解の重要性について(アンクールな人生を読んで①)

はじめに
自分とは何か。自分を自分たらしめるものは何なのか。それを確定していく過程は、人生という限りある時間を豊かにしてくれると、私は常々感じている。
本稿では、弘中綾香さんが紡ぐ、親しみやすく論理的な回顧録、『アンクールな人生』を咀嚼しすることで、人生についての自分の考えを整理し、自分軸をより確かなものにするために役立てていく。

この本を好きだと感じた点について深ぼる惹かれたものは何か、なぜ惹

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