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第14回| 旅人 すずかさんインタビュー【前編】

こんにちは、OHYA BASE管理人です。
前回の投稿では「次は8月末に!」と勢いよく言ったものの、結局9月末です。
そんなわけで
押しに押した今回のインタビューは、旅人 すずかさん。
旅人…?
そう、旅人なんです、すずかさん。
ちなみにインタビューさせてもらったのが8月上旬。
その頃はインスタのフォロワー3,000人だったのが、旅を始めて今やフォロワー1.6万人に!
ちなみにこちらのリールでフォロワー爆伸びしたんだそう。

すずか | 軽キャン日本一周 on Instagram: "日本一周遂に始まりました...!旅への想い✨ . . ------------------------------------------------------- このアカウントではすずかがトラベルハウスで旅暮らししながら訪れたオススメの観光地やグルメを紹介◎ 他の投稿をcheck ▶︎ @su_travelholic 車中泊や旅についての質問などはDMまで💌 #栃木観光 #栃木旅 #日光 #旅行 #旅行記 #旅行好きな人と繋がりたい #旅スタグラム #一人旅 #旅女 #タビジョ #観光 #観光スポット #おでかけ #車中泊 #vanlife #tinyhouse #バンライフ Special thanks... トラベルハウス @travel_house2020_official @travelhouse_japan @jiyukukan_official ドローン撮影 @drone_takumi -------------------------------------------------------" すずか | 軽キャン日本一周 shared a post on Instagram: "日本一周遂に始まりました...!旅 www.instagram.com

おもしろい…!と思ったら、早速インタビュー【前編】をどうぞ!

日本一周をしながら、旅インフルエンサーを「目指す」

本日はよろしくお願いします。
PR TIMESで見た記事には「旅インフルエンサー」って書いてあったけど、肩書きはそれでいいのかな?

まだインフルエンサーを名乗れるほど影響力がないので、旅インフルエンサーを「目指す」って書いてもらったんです、笑。
でも実はそれも完全にしっくりは来てなくて。
旅人、かなぁ。
旅はずっとやってるんで。
けど、肩書き旅人ってなんかヤバいですよね、スナフキンみたいで、笑。

いいんじゃない、スナフキン、好きだよ。
もう少し具体的に言うと、すずかちゃんはどんなことをしてるんでしょう?

今は自遊空間っていう会社から提供していただいたトラベルハウスっていう、軽トラに箱を乗せたような車に乗っています。
名前の通り人が住めるような空間になっていて、ソーラーパネルがついてて電気も使える。
塗装して、棚作って、家具作って、住みながらDIYして。
それに乗って、旅して、発信する。
あ、日本一周するんですよ、っていうかスタートしてます、出発地点は大谷。

すずかさんのトラベルハウス

宇都宮市が仕掛けている大谷町での社会実験の手伝いをしたりもしているので、今は大谷が拠点です。
昨年の秋には現代アーティストの栗林隆さんが作った元気炉の稼働に携わったりもしていました。(※現在は終了しております。)
今はグリーンスローモビリティのドライバー兼ガイドも。
だから少なくとも秋の終わりぐらいまでは大谷にいるかな。
日本一周っていうと出発地点から一筆書きでぐるっと日本を巡るっていうイメージかもしれないんですけど、わたしはそうじゃなくて、大谷を出発して各所を訪ねてまた大谷に戻ってくる。
しばらくはそういう大谷を出たり入ったりする矢印がいっぱい描かれていく感じ。

グリーンスローモビリティのドライバーも

なるほど。
まさに拠点は大谷・OHYA BASE。
大谷でモビリティの運行をしながら、トラベルハウスで日本一周。
あとは?

映像の制作・編集もします。
旅系Youtuberの動画の撮影をして、たまに出演して、編集もする、とか。
こないだはそれで富士山に登りました。

悪天候で苦しんだ富士登山の道中、見えた虹



旅する生活に憧れてバンライフをスタート

今のようなスタイルになる前って、何をしてたの?

大学卒業してすぐの1年間、石垣島に住みながらダイビングショップで働いたりしてました。
卒業したら海外に行きたかったんだけど、4年生の冬にコロナの時代に突入。
タイとかオーストラリアとかそういうところで海のそばに住みたいなと思ってたんです。
でも無理になっちゃったので、ダイビングできて、雰囲気も良くて、ほどよく田舎で住みやすい、ってとりあえず石垣へ。
けど、旅する生活に憧れて「どこにいても稼げるスキルを身につけよう」って動画を始めた。
で、動画で収益が出せるようになってきた頃に石垣を出て、車を買って。
それで旅をしながら働くスタイルに。
実はそのときも「日本一周します!」って宣言、1回目、してるんです。

まず北海道を1ヶ月旅した。
そこからずっと南下しようと思ってたんだけど、他にいろいろやることができちゃったので、日本一周は中断してしまった。
でも一旦やめたことによって、大谷で元気炉を手伝うことになったり、トラベルハウスを提供してもらったりっていう展開が生まれたりもして、今ここにいる。

石垣島にて
北海道にて

そうか。
じゃあ、出発地点と車が変わって日本一周リスタートしたって感じだね。
旅暮らし、楽しい反面、不安になったりはしないですか?

不安はあまりないです。(けろり!)
今月クレカ支払いできるかな、とかはありますけど、笑。
カツカツの方がやる気が湧いてくるタイプなので。
逆に潤ってると遊びに行っちゃう、笑。
時には貯金を切り崩したりもしますけど、仕事は作ろうと思えばどこにいても作れる。
だからお金なくなって死ぬ…ってなる寸前ぐらいまではやりたいことだけやろう、って決めたんです。
ピンときた人にはどこであろうと会いに行く。
今までもなんとかなってるんで、なんとかなる!

心配なところもあるけど、笑、たくましいなぁ!
どうしてバンライフ、車の旅がいいの?

車窓が絵画のように見える、中禅寺湖畔

やっぱり自由度が圧倒的に高い。
行きたい場所に、行きたいタイミングで、好きな仲間と動けるのは車だな、と。
車だったら、休憩挟みながら昼も夜も移動できて、途中の見たい景色に寄り道しながら移動もできる。

寄り道の自由度は車ならではかもね。
敢えていうならデメリットは何かある?

夏は暑い。
今年の夏はキツかったー、笑!
あとはガソリン代!!!


きっかけのマレーシアひとり旅、からの世界一周

昔から旅好きだったの?
旅によく出る家庭だった、とか?

いや、全然。
嵐とか好きで、オタ活して。
ディズニーも好き。
だからお金は嵐とディズニーに消えるみたいな感じ、笑。
親には「普通にしてて」ってよく言われてた。
ってことは普通じゃなかったんだな、と、笑。

小学校も中学校も、ひたすら走り回ってた。
休み時間はトイレからデッキブラシ持ってきて、片手にゴミ箱の蓋持って、戦うみたいな。
基本的に学校の一番うるさいメンバーにいた感じですね、笑。

そんな子がなぜ旅に出ることに?

きっかけは、大学2年生のとき。
気づいたらサークルと飲み会ばっかりみたいな毎日になってて、何か新しいことしたいなぁ、って思った。
じゃあ、ひとりで海外行ったらなんかおもしろいかなー、と。
で、よし、行こう。って、笑。
英語もまともに喋れなかったし、海外は1回しか行ったことなかったし、ひとりで行くなんて考えられなかった。
今思えば、ただ「かっこええなぁ!」って言われたかっただけです、笑。
それで、大学2年のときに、初めてのひとり旅でマレーシアに行った。
物価が安くて、割と安全。
あとはアジアだけじゃなくて、いろんな文化に触れてみたかったというのもあって。
マレーシアはアジア、ヨーロッパ、中東、インド…っていろんな文化が入って来てて人も多国籍だからいいな、って。
お金ないからものすごい安宿に泊まってたんですけど、年齢も国籍もバラバラの人たちと出会って、夜通し飲んだりとか、絶対日本ではありえない経験をした。

そのマレーシアの旅の中で、世界一周中の日本人に出会った。
で、すごい仲良くなって。
「世界一周」っていう自分の中にはなかったワードに、うわ!ってなった。
インスタを見たら自分の見たことのない世界が広がってて衝撃を受けた。
その瞬間「わたしもやろう」って思いました。

思い切りとスピード感がすごい!!!

マレーシアにて

その人が2個上の男の子だった。
それならわたしも2年後にはできるな、大学4年間のうちに行けるな、と。
それがきっかけでちょこちょこ海外に旅するようになって、大学3年の冬休みに3ヶ月で世界一周してきました。

本当は1年とかかけたかったけど、時間にもお金にも限りがあるので、3ヶ月で。

ちなみに世界一周ってどういうこと?

一応定義としては西回りでも東回りでも、地球をぐるっと回ったら世界一周って言っていいみたい。
そのときは12カ国行ったかな。
タイ、ネパール、インド、アラブ首長国連邦、ヨルダン、トルコ、ブルガリア、南アフリカ、で、ヨーロッパは行ったことあったから飛ばしてアルゼンチン、ペルー、ボリビア、アメリカ。
トランジットでパリとか韓国とか一瞬滞在した場所もあったけど、そんな感じですね。

パタゴニアにて


見に行くだけのつもりだった大谷「元気炉」に携わる

大谷で元気炉を手伝うことになったのはどうしてだっけ?

元気炉で火を焚くすずかさん

TRAPOLから声をかけてもらって。
もともと合同会社ギルドっていうところでインターンをしていて。
「場所にとらわれずいつでもどこでも働ける人材を創造する」というビジョンで動いてる会社なんですけど、そこでTRAPOL代表の森脇さんにも出会って。
で、TRAPOLの仕事をインターン先の会社から受けて、旅の動画撮ったりしてたんです。
そしたら森脇さんがおもしろがって個人的にも応援してくださった。
そんな中で「大谷におもろい現代アートのサウナがあるから見に行こう」って誘ってもらって。
見にいくだけのつもりで行ったんですよ。
その道中、急に「そこで1ヶ月やってみいひん?」って言われて、笑。

その時、動画編集とか配信ぐらいしか仕事がなかったし、どこでもできるしと思って「気に入ったらいいよ」みたいな感じで答えました、笑。

フットワーク軽っ!

「まぁ、1回見てからじゃないとわからないんで」って、笑。
けど、現地に来たら、元気炉の魅力に一発でハマった。
運営していた人たちもめちゃめちゃおもしろかった。
大谷の街も見て、すごくいいなと思った。
それで、とりあえず1ヶ月いてみようかな、と。
あんまり大谷のこと知らずに「じゃあ、やってみます」と。

関西出身だから大谷町とか言われても知らないよね。
それ以前に栃木県ってどこ?って感じでしょ。

そうですね。
「宇都宮」は知ってたけど、あとは何も知らない、笑。

元気炉、第一印象はどうだった?

初回は連れてってもらっただけで入らなかったんですけど、それでもその迫力に圧倒されて「うわぁ、すご…」ってなった。
後日、実際に体験して、その良さをさらに知ることになる。
薬草のスチームがいい香りで、吸い込むだけなのにおいしい味がする、笑。
入ったらみるみる体が元気になるのがわかった。
サウナって熱くて苦しいから苦手だったのに、初めての体験だった。
中に入るのも最高だし、ビジュアルにも一目惚れしたし、大谷の地下っていうロケーションもものすごい。
日本中どこを探してもあんなの他所にない。
石の壁をくぐった瞬間に温度が下がって空気が変わる。
そこに佇む大木っていうのも衝撃的にかっこよかった。

まるで大谷石の壁に囲まれた巨木
内部はスチームサウナになっている

すずかさんの話が大谷の話にググッと寄ってきたところで、本日は文字数いっぱい、涙。
OHYA BASEにはこんなメンバーもいるんですよ。
おもしろいでしょ。
続きが気になるところですが【後編】は10月上旬に公開予定です。
首を長くしてお待ちください。
OHYA BASEは「大谷でできることを増やす場所」です。

すずかさんの旅が気になったら、インスタをフォローしてみてくださいね。




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