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65.【ひとりっ子の私と親の終活】「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の手術同意書にサインするシーンを見て、母の術後を思い出した。

去年、NHKBSプレミアムで放送された岸田奈美さん原作の「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(以下、「かぞかぞ」)が、NHK地上波で火曜日午後22時から再放送されてますが、ご覧になりましたか?
(私、原作の話が詰まった岸田奈美さんのキナリ★マガジンを購読してます)

今年、TBSドラマ「不適切にもほどがある」の純子役で、河合優実さんが大ブレークされたのですが、この「ふてほど」を見てるときも、私の目には、「岸本七実」(「かぞかぞ」の、岸田奈美さん役)の面影がちらついてました。それぐらい、河合優実さんの七実は、はまり役だったと思います。

で、これはドラマ感想文ではなく、第一話の中の手術同意書にサインするシーンの話。

思い出しました。
87歳母の手術同意書にサインする自分の姿、思い、迷いを。

もう入院してた時のことをすっかり忘れてしまうほど回復してきた母も、つい一か月ほど前に癌の手術をしたんですよね。その時、私は、かぞかぞの主人公七実同様、一瞬悩みました。

でも、手術しないと、来年はない。



と言われたので、ここで今すぐ母の最期を受け入れることはできず、手術に踏み切りました。術後回復までの道のりは、かなり厳しかった。ほんとに手術してよかったのか?と悩んだ時もありましたが、人って、急に重大な判断を突き付けられると、

思考力が停止します。


なので、理想は、元気なうちに、笑って話せるうちに、

もしもの時は、こうして欲しい。

と、ご家族や関係者の方々と思いを共有しておくことがすごーく大事です。この件については、以前にもしたためてますので、ご興味あればご覧ください↓↓

とはいえ、楽しい話ではないので、簡単なことではないと思います。でも、必ずやって来る未来。自分に、家族に、もしものことがあったら、どうしたいのか?ほんの少しだけ想像してみませんか?それこそが、終活の「はじめのだいいっぽ」ですよ。

これまでのお話は、こちらのマガジンで読めます。



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終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。