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私の留学珍道中②

前回までのお話

皆様こんにちは。こちらは、連載中の私の4年間の留学のお話を時系列でお話しております。最初からご覧くださると、もっと楽しめると思うので、初回の記事を是非ご覧ください。

第一話では、いじめられ、精神が弱り、けちょんけちょんになった私が、腹が立った勢いで留学を決意してしまう所まで。
今回は、なにも考えずにドキドキと不安を抱え、飛んだ先での苦悩をお話します。

未知の緊張

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留学を決意してからの日々は、早送りの様に進んでいった。
気がつけば、家族としばしの別れの日が、指折りで数えられる程近づいてくる。

緊張 ワクワク 寂しさ 心配 恐怖

私の心は留学を決意した日と打って変わって、留学に対する心配や、13歳で初めて親元を離れる恐怖と寂しさが、高波の様に襲ってきた。

家族みんなも、心無しかしんみりしていた。それ以上に、もうすぐ家族と離れ離れになるという実感が湧かず、どんな感情になって良いのかわからない混乱で頭がぐちゃぐちゃになった。
エージェントからは、ホームステイ先の家族構成などの情報をもらい、益々現実味を帯びてきた留学から、目を逸らしたい気持ちでいっぱいになってしまう。

留学前の夜、寂しくて、心細くて、夜な夜な涙した。
渡航当日、中部国際空港から成田空港への、母と乗った飛行機の中で、どうしようもない孤独に打ちひしがれて、大粒の涙が溢れた。

耐えがたい。
今まで経験したことのない、目の前に広がる未知の世界に、飲み込まれて、このまま帰ってこられないのではないか。
思考が螺旋状にグルグルめぐる。けれど、呆気なくお別れの時間が来てしまった。

「またね」

ハグをして別れた後、何度も振り返りながら、別れを惜しみながら、搭乗口に向かった。

最初のトラブル

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ニュージーランドへのフライトは長い。14時間の空の旅は、映画を見て過ごそうと考えていた。

私の飛行機の搭乗口は、いちばん奥。
パンパンに物が詰め込まれ、重たいリュックを背負いながら搭乗口に向かった。

幸いなことに、同じエージェントから留学2年目の子A子ちゃんが一緒に搭乗してくれるとのこと。
心細くてボロボロ泣く私を、既視感ありありな表情で見ていた彼女も、昔は同じ気持ちだったのだろうか。それとも、「あ、デジャヴ」と思っていたのだろうか。

私が乗ったのはニュージーランド航空とANAのコードシェア便。
とはいえ、機体と添乗員はニュージーランド航空の方達。日系の方もいらっしゃったけれど、私の便には日本語が母語でない方しかいなかった。


搭乗してまず最初にワクワクしていたことは、映画のラインナップ

あれ??邦画が全然ない!!
私の隣に座ったA子ちゃんも映画が見られなかった様で、CAに英語で話して直してもらっていた。
でも私は英語が喋れないし、どうしよう…A子ちゃんに助けてもらえるほど仲良くないし…と弱気になってしまった。今だったら英語が話せるし、何とでもなるけれど、当時は英語が話せない自分や、人に助けを求めることができない自分に不甲斐なさでまた泣きそうになる。

今思えばこれから先何度も経験する、「態度で察して」という日本人的思考が通じないよ、というのを既に受けていたのかもしれない。

ある意味既に洗礼を受けていた!!?

スタートから悲しい思いになりながら、長い長い14時間のフライトを音楽を聴いたり、寝たりして誤魔化しながら何とか過ごした。


2度目のトラブル〜ちょっと私不幸すぎじゃない?〜

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オークランド空港に到着し、入国審査と荷物ピックアップを済ませ、ドキドキしながらエージェントの現地スタッフさんの姿を探す。

私の名前が書かれた紙を持った女性を見つけた。

ホッとできたのも束の間、スタッフさんに手伝ってもらいながら、SIMカードを購入し、携帯に入れたところ、スマホが動作しなくなった。

MO・HA・YA 運の尽きを感じるっっっっっ!!!

国内ブランドの格安スマホだったからか、電源を入れることができない。

長押し?それは何度試しても効かない。

スタッフさんが母に連絡をとってくれ、何か方法は無いかと探してくれた。
ああでも無いこうでも無いと言いながら、唯一リスキーだけど何とかなりそうな方法を見つけてくれた。

うんともすんとも言わない新品のスマホ、悲しいけれどこれしかない。

必殺・出荷状態に初期化!!!!!

全データを失いながら、何とかスマホの息を吹き返すことに成功。

たった一つ、留学先で携帯トラブルを経験した私が言えるのは

iPhone最強!!
留学する際は、iPhoneのSIMロック解除もしくは、Apple StoreにてSIMフリーのiPhoneを購入することを強くおすすめします。

最初から全く一筋縄では行ってなくて、小さなことだけどアンラッキーなことって、不安な時だと凄く堪えるなぁ…。

入国1秒でアッパーパンチ食らった感否めませんが、どうかトラブル連鎖は最初だけでありますように!!


今回のあとがき&次回の珍道中

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

まだホームステイの人たちにも会っていないのに、飛行機の中の話でブログ1回分埋まっちゃう濃さ!!自分でびっくりしております!!

ゆっくり考えないと思い出せない程、後の経験が濃すぎて、ちょっと嫌だった事以外何もぽんぽん出てこないんです。
これが留学を別の視点から見たときの景色だと思ってもらえたら嬉しいです。

次回は!!お待ちかねの、『ホストファミリーと初顔合わせ!!!』です。留学前からドッキドキでしたが、遂にステイ先の家族に会うんですね!
私はそこでどんな家族に会うのでしょうか…。

次回の話が早く読みたいですね!そのためには、私ができるだけ早く記憶を掘り起こす必要があります(自分でプレッシャーをかけてみた)!!
が…頑張ります(笑)

不定期ですが、また次のお話でお会いしましょう〜!



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