私が人生で初めて涙した音楽
突然ですが、音楽はお好きですか?
私は中学まで音楽が特に大好きだった記憶は無いけれど、留学を機に語学習得が早くできるようになるかなーと音楽が好きになった。
とにかく流行りの音楽(当時はFifth HarmonyとTaylor Swift)をたくさん聞いて、歌えるまで頑張って聞くという習慣がついた。
完全に趣味になった。
私は音楽が好きだ。
歌詞よりもメロディーや楽器などの「音」が好きだと言ったほうが正しいかもしれない。
ある曲に出会うまでは、私は音楽を聴いて感動したり心が動かされるといった体験をしてこなかった。
ちょっと薄情なのでは、とか、感受性が無いのでは、とか思われているのかもしれないが、感動するというのは、相当自分の心の周波と合致していなければ難しいことだと私は感じている。
長くなってしまった。が、ずばり私が人生で一番感動した曲は
1-800-273-8255 - Logic
という曲だ。
え、なに急に電話番号みたいなの紹介してるの?
という気持ちは自分の第一印象と同じなので、構わない。寧ろそう感じる人が半数以上いると思う。
私はこの曲に去年(高校二年)の英語のクラスで、ポエムの単元をしているときに出会った。
テストでこの楽曲の歌詞を考察しなければならなかった為、何度も歌詞と照らし合わせてMVを観ているうちに、心を打たれた。
雷、ズドーン
といったところか。
せっかくなので、MVのリンクを貼っておきます。ぜひ聴いてもらえたら嬉しいです。
これは、曲の一番で同性愛者の少年がいじめを受け、周囲の親しい人にも理解されない、苦しい胸の内を明かす少年に、曲の二番に母親が息子(少年)が生まれてきてくれた時がいかに暗闇に息子が光を灯し、親にとって素晴らしいことだったか伝え、いじめホットラインの相談員が「君に生きてて欲しい」と説得する。
少年は命を絶つ選択をやめ、生きたい、生きていたい、と思えるようになる。一人で生きるのは辛くても、身体が動かなくなるまで生きたい、と。
とても簡易的な意訳ではありますが、曲の意味は上のよう。
もしかしたら気が付いた人もいたかもしれない。この曲のタイトルは、アメリカのいじめホットラインの電話番号だ。
この曲で初めてホットラインの存在を知ったり、使うか悩んでいたけれど相談する決心がついた人もきっといるだろう。
相談する場所、居場所が誰にでも平等にあることを知って欲しい。
学校で居場所がなくなっても、心を打ち明けても良い場所が、ここにはある。
単なる曲ではなくて、たくさんの人を救うことができる、そして救った曲だからこそ、惹かれた。
シンプルに、好き。
それ以外にこの曲を説明する言葉が出てこない。
日本語訳、しっかりしたものは私はかけないけれど、もし興味があったら翻訳されている方がいたので、探してみてください。
日本のホットラインもこの曲をきっかけにもっと認知されるといいな。
子供(こども)SOSダイアル:0120-0-78310
他にも電話がかけられるところはたくさんあります。ただ、地域によって管轄が違ったりするので、フリーダイヤルの電話番号にかかるものをここに残しておきます。
最後に。
私はこの優しさがたくさん詰まった曲が好き。
私を含め優しさに触れた人たちも、悩んでいる人に寄り添えるようになりますように。
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