THE 3名様｜エッセイ

THE3名様という作品がある。
元はマンガだが、
映画・ドラマ・アニメも公開されている。
定期的に新作が公開されているようで、
今年はドラマが配信された。

私はこれまで存在も知らなかったのだが、
ドラマの広告を見かけるようになり、
そこから気になり
第一弾の映画を観てみることにした。

内容は、
佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史の3人が
毎日深夜のファミレスに集うという
シンプルなものだった。

しかも、
ただ会話をしたり、
変なゲームを考えたり、
他の客を観察するだけ。

超退屈なように思えるが、
意外と展開もあるし、
1話5分×10話の構成になっているので、
とても観やすかった。

さて、ここで一番怖いのが、
設定が26歳フリーターという点だ。
会話の内容も、
「週4日働くなんて社会人じゃん」
「1日働いたら2日は休まないと
　体調が悪くなる」
など、どこかで聞いたことの
あるような話ばかり。

なぜ怖いのか、
はしおきのみなさんならお気づきだろう、
この話、おしみ、マリア、私を
見ているようなのだ。

我々は、週一回は必ず
マリア邸に集まっている。
しかも平日の昼集合、終電解散だ。
近所ならわかるが、
おしみも私も1時間以上かけて通っている。
冷静に考えて謎である。

しかも、先週ついに、
観たい作品がなくなり、
ぼ〜〜っとする時間が訪れてしまった。
用事があって集まっているわけではない
という点が、THE3名様すぎる。

暇すぎて、
さまざまな声色で
タピオカ屋の名前を呼ぶという
暇つぶしを繰り広げ、
いよいよすぎて何かに
焦りを感じたほどだった。

この年にもなって
こんなフラフラと暮らしている人は
他にいるのだろうか・・

そんなことを思う瞬間が年1回くらいあるが、
THE3名様をみて、仲間がいる！と
勇気付けられてしまった。

「学生に戻りたい！」という人もいるが、
授業もないので今が一番自由に決まっている。

これからもどうにかこうにか
この生活を継続していきたい。

他のTHE3名様も観て、
これからの人生の参考にするとしよう。

さはら
1997年9月生まれ
ハーフ
座右の銘は晴耕雨読
万年フリーター

🚗本日のおすすめ🚗
こしの重いおしみさんですが、
マリア邸にはなぜか高頻度で現れます。