大原みはる

1974年生まれ。兵庫県出身。大学卒業後、学習塾や資格試験スクールの講師、役所の外郭団…

大原みはる

1974年生まれ。兵庫県出身。大学卒業後、学習塾や資格試験スクールの講師、役所の外郭団体、個人向けコンサルティング営業などを経て、地域政策をメインテーマとする行政評論家として活動。2004年に宅地建物取引主任者(当時)登録。著書に『住みたいまちランキングの罠』(光文社新書)など。

最近の記事

小池再選にトドめをサす秘策

現状では、まだ小池>石丸、だと思う。その理由は、 小池に投票予定の人が、2種類に分かれて、大勢いるからだ。 ①岩盤支持層 ②なんとなく知名度あり、実績あり(実際はないんだけど、イメージ先行)で、他に抜群な人がいないから入れてしまう で、切り崩すなら当然②なのだが、こういう、熱心に小池を支持しているわけではない人って、政治的なこだわりもないので、石丸の熱弁にアンテナが反応しにくいのだ。だから、それが災いして、切り崩しが難しい。 こういう人を切り崩すには、候補者本人の動画

    • 浮動票以上に、他候補支持の切り崩しが逆転勝利の決め手。選挙は投票日の記載台の前までわからない。

       選挙の情勢分析で「投票する人を決めている」という区分がある。しかし本当にそうなのだろうか。  選挙の常識的には、決めている人はもう動かないから、決めていない人→浮動票の取り込みがポイントと考えられている。浮動票が大事なのは事実だが、浮動票以外は本当に動かないのだろうか。  たしかに、党員や、労組関係者とか、強固に支持団体の拘束がかかっていたり、信念がある人なら変えないだろう。しかし、そうでない人は、投票所の投票台に立ってから、やっぱりこうかなあ、と考え方を変えることだって

      • 石丸伸二都知事を誕生させる方法

        noteについては、相当久々の投稿となる。久々にここで書いてみようと思ったからだ。 題材は、木曜から始まった都知事選のこと。 実は私も石丸氏に関しては最近、現代ビジネスに記事を書いた。 一見、石丸氏を批判しているように見えるかもしれないが、よく読んでもらえばわかるが記事自体は中立的だ。私個人としては、むしろ石丸氏の切れ味には感心していたほうであり、都庁に旋風を巻き起こしてくれないかとひそかに期待している。 が、世の中的には、さすがに泡沫候補ではないにせよ、小池には届く

        • AI技術の進化で、人間が影響を受けちゃう時代が来るんだろうね

          いろんな自治体でChatGPTが業務に導入されるニュースが流れ始めて久しい。私自身はまだChatGPTを使ったことはないんだけれど、noteのCXOの深津さんが投稿している、ChatGPTに感情を持たせる実験が興味深い。 かなり昔のネタで恐縮だが、40年ほど前の米ドラマ「ナイトライダー」に出てくる自動運転可能な車(であり、そこに搭載された人工知能である)、ナイト2000(K.I.T.T.)と主人公マイケル・ナイトとの軽妙なやりとり思い出してしまった。 AIに人権をという話

        小池再選にトドめをサす秘策

          15年ぶりくらいの磁気定期券生活

          私は某鉄道会社の交通系ICカード(クレジットカード+電子マネー+定期券)を持っているのだが、先日、ICチップの読み取り不良でクレジットカードが使えないことが発覚した(磁気ストライプのほうは生きていて、差し込みではないクレジットは使えたが、いまやスキミング防止で、差し込み式がほとんどなので、事実上、街で使えない状態)。電子マネー自体は、改札口での残額次第でクレジットからオートチャージのため、まったく困らないのだが。 さっそく再発行について問い合わせると、駅の窓口で電子マネー機

          15年ぶりくらいの磁気定期券生活

          技能を身に付ければ稼げます。でもその前に有料講習を受けてね、という商法が昔あったわけだが

          さっきX(ツイッター)で、 こんな広告が表示された。儲かると言って先に金を払わせるビジネスは昔からあるが、これは大丈夫な広告なのだろうか。

          技能を身に付ければ稼げます。でもその前に有料講習を受けてね、という商法が昔あったわけだが

          賃貸でも、家のエネルギー効率化を追求する②

          いや~、noteの投稿を2年近くサボってしまっていた、、前回のが前編だっだったんで、これを書ききらないと次に進めない、ってことで、誰も読んでないと思うんだけど書きかけの続きを。 前回の投稿は、賃貸一戸建て(今も住んでる)にスマートメータがついてるから瞬間電力を知りたいと思ったが、本格的にやろうとするといろいろ設備をつけないといけなくて家主のOKももらえそうにないからどうしようか、という話だった。ところがそこへ救世主が現れた、というところで終わったのだが、その救世主とは何なの

          賃貸でも、家のエネルギー効率化を追求する②

          賃貸でも、家のエネルギー効率化を追求する①

          コロナ禍により、巣ごもりになったことで、電気使用量が増えているという話はよく聞きます。私自身は必ずしも在宅中心の仕事ではないのですが、賃貸生活に入って、持ち家の人から「一戸建てでも賃貸だと太陽光とか入れられないし、そもそもHEMSとか無縁だよね?」とか言われます。 なんか癪だよな…。もちろん太陽光パネルを置いて売電、なんて無理だけどね…でも電力計はスマートメーターだし、せめて瞬間電力量を把握して、省エネの工夫を図っていくことはできないのかな、と思うようになりました。というの

          賃貸でも、家のエネルギー効率化を追求する①

          本来、改造できないはずのボロ賃貸を改造(玄関人感照明導入編)

          以前に住んでいた築20年程度のマンション、20年というと古そうですけど、21世紀の築なので、それなりに良い設備でした。たとえば玄関照明は人感式自動でスイッチON/OFF不要でしたし。 それに慣れきってしまうと、築30年超の昭和の戸建てに引越後は不便を禁じえませんでした。 まさに玄関がそう。マンションとの最大の違いである段差は、むしろ味わいがあって(腰かけて靴を履けるから)私は好きなのですが、照明のスイッチが、外から帰って来てドアを開け、靴を脱がずに手が届くところにない。こ

          本来、改造できないはずのボロ賃貸を改造(玄関人感照明導入編)

          家は所有しないと自分の好きにいじれないのか?賃貸なら賃貸なりのやりようがあり、それもまた愉し。

           持家か賃貸か、という論争の中で、持家のメリット(賃貸のデメリット)としておカネ以外の話で出てくるのが、「家の中を好きにいじれるか、いじれないか」という問題。  壁に穴をあけて画びょうや引っ掛けフックを打つことすら、原則として賃貸ではできません。私自身は、長らく持家にいて、それを売っぱらって賃貸に引っ越しました。当初、連れ合いは猛反対。壁にくぎも打てないなんて不便だ、と言ってました。  そこは工夫で対応するんだよ、というのが私の考えです。制約なく自由に何でもできる中で好き

          家は所有しないと自分の好きにいじれないのか?賃貸なら賃貸なりのやりようがあり、それもまた愉し。

          住まいの「賃貸vs.持家」は損得ではなくライフスタイルのの違いにすぎない

           投稿第2回です。年が明けました。今年もよろしくお願いします。さて、タイトルにある、住まいは賃貸と持家のどちらがお得か、みたいな記事は、本当に長年議論されてきて、もう神学論争のような感じです。が、昨年は新型コロナによる働き方・暮らし方の激変で、住まい方や不動産需給も大きく変化し、今後は従来の理屈が通用しなくなる、よって賃貸・持家の勝ち組負け組も変化するのだという趣旨のネット記事なども見かけるようになりました。たとえば、これとか。  実は私は、かつて『住みたいまちランキングの

          住まいの「賃貸vs.持家」は損得ではなくライフスタイルのの違いにすぎない

          年賀状で、住所変更のお知らせ。部屋番号のない住所を知らせるとどう思うのか。

           はじめまして。大原みはるです。noteにはかなり前から登録していたのですが、なかなか書き出すきっかけがなくて、年末に初投稿です。ちょうど、年賀状を書き終わったところで、それがきっかけになりました。  さて私は、行政評論家という肩書で、お役所や地域問題をテーマにWebに寄稿したりしているのですが、もうひとつ、不動産関係での評論も行っている者です。具体的には、居住用不動産永遠のテーマである(神学論争ともいう)、賃貸vs.購入の問題が主たるテーマです。私はかつて分譲マンションを

          年賀状で、住所変更のお知らせ。部屋番号のない住所を知らせるとどう思うのか。