本来、改造できないはずのボロ賃貸を改造(玄関人感照明導入編)

以前に住んでいた築20年程度のマンション、20年というと古そうですけど、21世紀の築なので、それなりに良い設備でした。たとえば玄関照明は人感式自動でスイッチON/OFF不要でしたし。

それに慣れきってしまうと、築30年超の昭和の戸建てに引越後は不便を禁じえませんでした。

まさに玄関がそう。マンションとの最大の違いである段差は、むしろ味わいがあって(腰かけて靴を履けるから)私は好きなのですが、照明のスイッチが、外から帰って来てドアを開け、靴を脱がずに手が届くところにない。これが大問題なんです。

夜、真っ暗な玄関で靴を脱いで、2~3歩進んで、手探りでスイッチを探さなければならないときたら、本当に嫌です。しかも荷物を手に持っていたりしたら。実際、引越直後は不便が続きました。出かけるときに、玄関灯をつけっぱなしにしようかとさえ思ったほどです。あるいは、電池式の照明器具を下駄箱にでも置くか…。

当時私がそう考えていた理由は、人感センサーは作り付けじゃないと無理で、賃貸では導入できないと思いこんでいたためです。ところが、電気屋に行くと人感式のLED電球をアイリスオーヤマなどが発売しているではありませんか。

これで万事解決!と思ったのですが、残念なことにうちの玄関照明は、現在主流の引っ掛けシーリングではなく、玄関の天井裏から直接電気を取って環形蛍光灯につないでいるタイプのものでしたので、壁を開けて補修しないかぎり、LED電球はつなぐこともできませんでした。

ということで一回諦めかけたのですが、天井からは電気は来ていて、環形蛍光灯にはつながっています。その電線を改造して(ただし工事なし)LED電球につなぐことはできないのか、と改めて考え始めたのです。

要するにソケット、口金が変換できさえすればいいんです。と思って探してみると、電球と接続できるこんなのがありました。さすがネット社会。

しかし、一難去ってまた一難。口金は解決できても、引っ掛けシーリングではない専用の照明器具で、環形蛍光灯用の引っ掛けフックしかなく、それなりの重量がある人感式LED電球とソケットをどのように固定(引っ掛け)するかが次なる問題として浮上(蛍光灯用の引っ掛けフックは3か所で重量を分散して受け留めるものなので、1か所だけでLEDを固定するのは危ない)。

結論として、たぶんペンダントライト(吊り下げ照明)用の、フレキシブル延長ケーブルが見つかって、これを玄関の吊戸棚の取っ手まで這わせ、引っ掛けて電球を保持することにし、解決を見ました。

持家を手に入れて、家の中を改造するのが楽しい、っていいますけど、賃貸だって、いや賃貸のほうが、制約があるからこそ、工夫してやってやるぞと燃えるんですよね。

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