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15年ぶりくらいの磁気定期券生活

私は某鉄道会社の交通系ICカード(クレジットカード+電子マネー+定期券)を持っているのだが、先日、ICチップの読み取り不良でクレジットカードが使えないことが発覚した(磁気ストライプのほうは生きていて、差し込みではないクレジットは使えたが、いまやスキミング防止で、差し込み式がほとんどなので、事実上、街で使えない状態)。電子マネー自体は、改札口での残額次第でクレジットからオートチャージのため、まったく困らないのだが。

さっそく再発行について問い合わせると、駅の窓口で電子マネー機能を止めて、代わりの磁気定期券を発行してもらい10日くらい待てば、新しいICカード定期券機能付きクレジットカードを送るとのことだった。

しかし、交通系ICカード生活に慣れた身には、15年分、時代をさかのぼる生活はつらい。しかし、新たな発見もあったので、備忘録的に書き残してみたい。


磁気定期券を通せる改札機が減った

普段、ICカード生活をしていると気にならないが、実は切符(磁気定期券を含む。以下同じ)を通せる改札機は激減している。地元の最寄り駅は、端の1台しかないことを改めて思い知らされた。一方、今、仕事で頻繁に通っている客先の最寄り駅は改札口が多く、普段は動線上一番便利なIC専用の改札口を使っていたが、磁気定期券になってからは遠回りを余儀なくされている。

それでも、小さい駅にくらべて、総じてターミナル駅は切符を通せる改札機が多い印象がある。遠くから切符で来る人が多いからなのだろう。

乗り越し精算が煩雑

運の悪いことに、磁気定期券に切り替えたこの時期、定期外のエリアへ出かける予定がいくつも入っていた。たまたま、家に使い古しの無記名式suicaがあったので、チャージしてでかけることに。ただ、自宅付近は当然定期エリアなので、そこは定期を利かせて乗ることになる。この、suicaと磁気定期券を組み合わせた乗り越しというのが曲者だった。

その昔、乗車区間の一部の定期券を持っている人が切符で電車に乗る場合、途中駅までの切符を買って、降りるときに切符と定期券を精算機に入れて処理するということをやっていたと思う。今でも多分それはできると思うのだが、さすがに今は切符は買わない。上記のとおり、無記名式suicaの電子マネーをチャージして乗ることにした。

行きはよい。精算機に定期を入れて、残額精算を電子マネーですればいいだけのこと。

しかし、帰りが問題。suicaで乗るまではよいが、最寄り駅の精算機にsuicaを入れて、そのあと磁気定期券を入れるとエラーになり、駅員を訪ねてくれとなってしまう。結局、suicaからいくら引くかということで、有人改札に並ばなければならない。ああ不便。

街での電子マネー利用の制約

私は日々の生活上、キャッシュレス(電子マネー)生活を交通系に集約していた。ほかに持っているのは、近所にまいばすけっとがある関係でWAONのみ。しかし私の行動範囲ではWAONが使えないところが多く、そこはしかたなくクレジット(幸い、VISAのタッチ決済に対応しているカードを持っていた)で決済することが増えた。

保育園はどうだったか、、

今、保育園の登降園の時間管理を電子化し、保護者の交通系ICカードを登録して、非接触端末で行っているところがある。うちの子が通うところもそうだったので、電子マネー機能を止めた後も使えるのかひやひやしていたのだが、大丈夫だった。

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