見出し画像

『勝者に報酬が与えられるゲーム』の末路のお話。



ストーリー


売り上げを競い合う世界に生まれた。
数多の企業、会社の中で、
競争でより上位になるのが彼の人生だ。

類似するサービス・商品が溢れかえる市場の中で
他よりとは同じことをしていても順位は上がらない。

彼は思った。
・商品がよく見えるようにしよう。
・金額のノルマを決めよう、顧客にもっと支払ってもらおう
・他業者と連携し、紹介料を得よう
・従業員のモチベーションをアップ、維持のために罰則や強い言葉を採用しよう。


そうやって次々に、『上位をあげる事』に繋がる方法を展開していく。

ある日、「告発」と「証拠」が世の中に出回る。
世論の反応は激しい反発だった。

反発に押されるように、一族は代表の席を離れた…

問題の根源

このストーリーの中で、
私が一番に問題だと感じるのは、「競争」であると感じます。

「市場」を「試合」に置き換えたとき、
ルールや判定は、政府・国が決める審判だとしたら、
プレイヤーは、「企業または会社」となる。

試合には、時間や回数などの制限があり、
それらは勝敗をきめるきっかけでもある。

おわりなき競争


しかし、市場には時間制限もなければ回数制限もない。
つまり、終わりがない。

弱者(弱い会社)が、強い(強い会社)に淘汰され続けるのが現状だ。

その中で、勝者への道のり、または勝者の維持が最優先になってしまう。

「良いサービスを提供するという事」と、「市場で勝ち抜く事」は、
必ずしも比例して上がらない。

・良いサービスを提供していたとしても、市場で勝てない場合や
・市場で勝っていても、良いサービスを提供しているとは限らない

と、いう事だ。

『競争』
競い 争う事。
争いは次の争いを生む

終わりなき争いは
まるで
終わりのない紛争のように

見えないところで
多くの血が流れているのかもしれません。

そして、その『血』とは、
他でもない『顧客の財産』である。

まとめ

・市場の競争に終わりはない。
・市場は類似するサービス、商品が溢れかえっている。
・過度な競争は、身を滅ぼす。
・いいサービスを提供していても、市場では勝てない場合がある。
・市場に勝っていても、良いサービスを提供しているとは限らない。

ニュースでは、焦点を狭めて取り上げていますが、
全体で見たらどこに問題があったのか。
根源はどこなのか。
考えさせられるニュースでした。

お花の騎士

この記事を作成するきっかけとなったニュース↓

中古車販売大手「ビッグモーター」が保険金を不正に請求していた問題に関するニュースをまとめました。

https://www.youtube.com/live/_g8js8s6ABc?si=VGOA9u2Uf1FxEVTg


著)お花の騎士
元素騎士から学ぶ メタバース ユーザーの集め方 ~10代でもわかる失敗と事例から学ぶあるべき姿とは~ Kindle版

https://amzn.asia/d/frHteem


この記事が参加している募集

#最近の学び

181,435件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?