まめこ

とある田舎の看護師 疾患や障害を持ったまま生きられる社会を目指して https://…

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とある田舎の看護師 疾患や障害を持ったまま生きられる社会を目指して https://youtu.be/pHXNoinoaD4 Web連載 https://ml.medica.co.jp/series/mameko?order=latest&page=3

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  • まめこのひとりごと

最近の記事

私が私でいること、それは簡単でない道のり

なぜだか、言葉だけだと簡単なように聞こえる。 けれどそれはひどく難しいことで、 私はそれを始めてから4年が経ち、 今は5年目の看護師としてやっている。 2021年5月 体力がないから週3、午前中看護助手業務から始めた。 ナース服を着て、看護助手さんたちに混じり働く。 看護師免許を持っているも、時給は看護助手と同じ金額。 「免許持ってるのに可哀想」とも言われた。 でも私はすごく気が楽だった。 まだ、心の準備が整っていなかったから。 ✳︎✳︎✳︎ 私は「当たり前」がわか

    • 死を看る/見ることは慣れるのか?

      私は療養病棟で働いて3年目になる看護師です。 21歳から死にゆく過程を看る仕事をしています。 その中でたくさんの死をみてきました。 亡くなる1時間前まで下ネタ言ってたのに急に心停止した患者さんもいましたし、レートが0になってから復活しその後何週間も生きた患者さんもいました。 この時期ですからコロナに触れていない看護師はいないのではないかというほど、どんなにリスクマネジメントしてても流行ってしまう。例に漏れず、私の働く病棟でもクラスターが発生し、短期間に立て続け患者さんが亡く

      • 天才肌と言われて、思うこと

        「◯△!*⊿なんですね。」 なんて言ってるか分からなくて、聞き直した。 それでも、はっきりと聞き取れなかった言葉。 もう一度聞き直すと、今度は聞こえた。 「天才肌なんですね。」 自分が天才と自覚してたら、すんなり聞き取れたのだろう。でも英語のリスニングみたいに注意深く聞かないと聞き取れなかった。 私は自分のことを天才だと思っていないらしい。 私は天才と呼ばれる人が好きで、小中学生の頃は伝記をよく読んでいた。自分の知らない世界で生きて、発想も行動力も桁違いで、楽しかった

        • 大人は、思ったより楽しいよ。

          学生時代が楽しいって言う人は、 陽キャか同じ趣味を持つ友達がいる人だと思う。 自分の好きなことを共有できるっていいよね。 私は自分の面白さや楽しさを共有できる人がいなかった。 でも、大人になるともっと広い世界で同じ趣味の人を見つけたりするから、今の方がずっと生きやすい。 40人が1つの部屋に集められて、同じ方向向いていた時よりも自由。自分が自分であることを感じれる。 中学生の時は、つけまつげのつける角度についてとかどこのメーカーのチークがいいとか、最近つーちゃんのカラコ

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        • まめこのひとりごと
          7本

        記事

          生理なんて望んでない。月に20日も生きれない私たちの運命🌓

          くっそ腰が痛くて目が覚める。 今月もやったきた、あれ。 「まだ4時じゃん。 最悪だ、今日仕事なのに。」 いや、休みに被って生理になることのほうが少ない。もっと寝たかった。 空きっ腹で、痛み止めを飲むと胃に良くないから、 お腹空いてないのにとりあえず、ゼリーを放り込む。 そして、生理を恨み辛み、痛みによる吐き気と闘いながらトイレに向かう。 「あったたけーー」 便座の温かさに救われる。 * 痛み止めが効くまでの1時間は、 大抵トイレで過ごすことになる。  毎月過

          生理なんて望んでない。月に20日も生きれない私たちの運命🌓

          「可愛い」と「未熟」は=なのか。

          私はどうしても、子どもを可愛いと言う大人が嫌いだ。 自分が子どもだった時、「可愛い」という言葉に”自分には敵わないから、手の中の範疇だから、未熟だから”可愛いと言われているような気がしてならなかったから。 だから21歳になった今でも、子どもを可愛いと言う人は苦手だ。 見下してるから「可愛い」と言えるんだ。 そう思ってきた。     でも今日、ホームシックで泣いてる小1を見て可愛いと思った。 純粋にお母さんに会いたい寂しいと全身で表現している姿が、可愛いかった。 心の

          「可愛い」と「未熟」は=なのか。

          踊りは、溢れる感情の副産物

          歴だけ長い でも、それだけ私に必要だった。 ——- 私がダンスうまいと思えたのは、小学4年生の時だけでそれ以来下降し続けてる。 あの時をいつか超えられるんじゃないか、と 思いながら、踊り続けて10年目。 唐突につまらなくなって辞めた。 辞め時がわからなくてズルズル続けるんだろうなとか思ってたけれど、驚くほど未練なく辞めた。 —— 8歳。 ダンスを始めた頃、今ほどブームじゃなくてキラキラ系陽キャがやるものっていうよりは、社会からあぶれた人が集うディープな世界

          踊りは、溢れる感情の副産物

          諦めを必要だと知った私は、 知らなかった私には勝てない。

          「ライブ行くためにダイエットする」 私はいつから 誰か のために、 何か のために、ダイエットをしようとは思わなくなったのだろう。 いつから自分を受け入れられるようになったのだろう。 ーー 私は大人になったのだろうか。 自己肯定感の高まり・安定と引き換えと共に何かを無くした感じがした。 「これじゃない」と何度も取っ替え引っ替えしていたあの頃。 血だらけの海に染まっていた。 痛みを伴う激しい自己嫌悪、それはあの時にしかできないことだったのかもしれない。 私は大人

          諦めを必要だと知った私は、 知らなかった私には勝てない。

          座っているだけで、いいバイトだってある

          いらっしゃいませ〜こんにちわ〜 Tポイントカードはお持ちでしょうか? お預かり致します、お返し致します〜 2点で520円でございます〜 480円のお返しです〜 ありがとうございました〜またお越しくださいませ〜 この繰り返し。 1日に何十回も何百回も言うバイト。時給820円 そんなバイトをしていたのも、早2年前のことだ。 ーー 高校を卒業を機にバイトを辞め、 勉強と実習に時間を捧げた。 高校生時代に貯めたお金を切り崩して、 遊ぶお金を捻出していた。 いや、遊ぶ時間はほ

          座っているだけで、いいバイトだってある

          看護学生からの解放 「さようなら、優等生の私」

          黒のスーツ、 後れ毛のないワックスで整えられた髪、 緊張した顔、愛想笑い、 膝を閉じて座る感じ みんな良い子ちゃんを装っている。 違和感しかないこの空間。 私の直観は、この人たちとは違う人間だと言っている。私たちは面接というイベントによって集められた、交わることのない人間たち。 めいめい、用意した文を呪文のように唱えてる。私は息苦しくなる。 ただただ、その場に違和感を感じていた。 ーー 私は看護師になると目指してから ずっと良い子ちゃんのふりをして生きてきた

          看護学生からの解放 「さようなら、優等生の私」

          「好き」と「似合う」は違うし、「出来る」と「活躍できる」も違う

          私はプリーツスカートが好きだし、 硬めのプリンの写真を見ることがすき。 プリーツスカートのひらひら感は 見ていて惚れ惚れするし、 硬めプリンの趣深さはなんともいえない。 だけど、残念なくらいに プリーツスカートは似合わないし、 プリンはプッチンプリンが最高だと思ってる。 ーー 思うことと感じること、 何が違って何が違くないんだろう。 距離感が違ければ、印象も変わる。 硬めプリンは、 ファインダー越しであって欲しいし プリーツスカートは、 インスタの中で輝

          「好き」と「似合う」は違うし、「出来る」と「活躍できる」も違う