【アメリカ・デスバレーの旅】絶景5選&ハプニング3選
久しぶりの家族旅行は、カリフォルニア州のデスバレー国立公園へ。
デスバレー。
直訳すると、死の谷。
過酷な自然が生み出す、「なんじゃこりゃ」な絶景5つ。
すっとこどっこい家族が繰り出す、「なんじゃこりゃ」なハプニング3つ。
お楽しみいただけたら、嬉しいです。
【絶景1】バッドウォーター・ベイジン
北米で一番低い場所にある、盆地。
海抜マイナス86メートル!
夏は灼熱地獄。11月でも相当暑くて、上半身裸で歩いている人も。
元々は塩水湖があったそうですが、ご覧の通り、干からび放題。
結晶化した塩が美しい模様となって、永遠に広がっています。
【絶景2】アーティスト・パレット
「芸術家のパレット」という名前の通り、パステルな山肌がとってもプリティな場所です。
ピンクや緑、ブルーの色は、金属が酸化して出来たのだとか。
謎すぎる。
このカラフルなエリアも自由にハイキングできて、私も山道をゼイゼイ言いながら歩いたのですが・・・。
ある程度遠くから観たほうが、綺麗だと気づきました。
近けりゃいい!というものではないのですね。
【絶景3】サンド・デューン
「スターウォーズ」の撮影で使われた砂漠地帯。
砂の粒子が細かくて、もっさりというか、もったりというか。
初めての触感でした。
子供たちは砂遊び(!?)が大好きなので、ひたすら転がったり、砂を投げ飛ばしたり、走ったり転んだりしていました。
なんとも贅沢なお砂場です。
【絶景4】ザブリスキー・ポイント
よーく見ると、私と子供たちがいます。
気の遠くなるほど長い時間をかけて、風や雨に削られ、このようにナミナミと波打つ形になったのだとか。
どの場所もそうなのですが、柵は特にありません。
すべて自己責任。
けっこう危なそうな場所にホイホイ登っていく人たちもいました。
【絶景5】ダンテズ・ビュー
広大なデスバレーを一望できる場所。
こちらも「スターウォーズ」の撮影に使われたそうです。
広すぎて、何が何だかわけわかめですが、見渡す限り、ぜんぶデスバレー。たぶんきっと、見えないところまでデスバレーです。
総面積は13158平方キロメートル。
アメリカにある国立公園の中で最大だそうです。
【おまけ】ユービーヒービー・クレーター
切りが良いので「5選」にしちゃいましたが、この景色もぜひ入れておきたかった。
火山が噴火して出来た、巨大なクレーター!
え?柵?ありません。
足を踏み外せば、ズルズルとイッキに下まで落ちてしまいそうな感じです。
息子は「おちちゃう。ダメ。おちちゃう。ダメ」とおびえながら、私にひっついていました。
ボクの言う通り。
ここは落ちたらダメ、絶対。
【ハプニング1】Oh 米 God!
この旅に私が用意した秘密兵器。
イエス★炊飯器!
ご覧の通り、デスバレーは見渡す限りの大自然。近代文明があまりない場所なので、炊飯器を持っていくと素敵なことが起こります。
まず最初に、朝ごはんを簡単にお部屋で済ませることができる。さらにご飯が余ったらおにぎりにして、軽食やランチとしてもエンジョイできる!
せっかく炊飯器を持っていくので、フリカケや小袋に入った梅干しなど、周辺グッズもしっかり準備して持っていったのですが・・・。
うっかり、うっかり。
お米を持っていくのを忘れてしまったのです。
とほほ。
ホテルの売店を覗いてみると、ホコリをかぶったタイ米の袋が、1つ。
チーン。
結局、朝ごはんはアメリカンな朝食(ワッフルやビスケット、スクランブルエッグ、ソーセージなど)をモリモリ食べました。
さらに夕飯の残りがけっこうあったので、冷たくなったマック&チーズと、チキンにポテトが、立派なランチになったのでした。
【ハプニング2】待てない太陽。
サンド・デューンに沈む夕陽を見るべく、いざ出発!
しかし想像よりも広いのが、デスバレー。
想定よりも遠いのが、サンド・デューン。
予想より時間がかかるのが、子供たちの乗車です。
なんか太陽沈むの早くない?と気づいた頃には、時すでに遅し。
アッという間に太陽は山に吸い込まれ、砂丘に滑り込んだ頃には、夕陽の残りを微かに香る程度でございました。
一方、日の出。
目指すは、デスバレーを一望できるダンテズ・ビュー!
ホテルから車で小一時間かかるので、暗い早朝に出発します。
ところが。車を走らせてしばらくした頃、ガソリンメーターが驚きの角度でガクッと減るではありませんか!
ガソリンを入れに戻っている時間はない。
例えこのままダンテにたどり着いて、完璧な日の出を目撃しても、果たしてホテルまで戻ってくることができるのか?
途中でガス欠になったら、最悪も最悪。
電波がほとんどないので、助けを呼ぶのも大変な苦労です。
どうする、俺!?
どうなる、日の出!?
ちなみに、日の出間に合うの?騒動は夫がひとりで繰り広げていて、私と子供たちはそんなことは知らず、ホテルで寝ていました。
【ハプニング3】傷口に塩は、本当に痛い。
結晶化した塩が広がる、バッドウォーター。
見ると白くて美しいのですが、触るとカッチンコッチンに堅くて、尖っていて、けっこう痛いのです。
そりゃあそうですよね。結晶ですもの。
そんな大地で、走って転んで、手首から血を出す息子。
その直後に、躓いて転んで、ザリザリと足を擦りむく娘。
すでに二人とも負傷して、痛くて不機嫌なのに、さらにお互いにぶつかって重なり合って転んでいる・・・。
君たち。いったい。どうして。そうなるの?
起き上がらせるときも、ズリズリザリザリと塩の結晶にヤラれて、さらに擦り傷を増やしてしまった。
「傷口に塩」。
バッドウォーターで転ぶとは、そういうことです。
※※※※※
いろいろありましたが、デスバレーに行けてよかった!信じられないような景色の中で、家族の思い出をたくさん作ることができました。
子供のココロにも、さぞ響くものがあったに違いない。
今回の旅行で何が好きだったか、娘に聞いてみました。
すると即答で「ホテル!」
うん、そうだよね。
ホテルのベッドでジャンプしたり、カーテンでかくれんぼしたり、おもちゃで遊んだりして、楽しかったよね。
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