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御社の等級制度、どんな軸で作られている?

等級制度とは、従業員をランク分けし、各ランクの業務遂行の権限や責任を定めたものです。

人事考課の季節になると、「やった!S2からS1に上がったぞ!」なんて喜ぶ光景も見られますよね。

ただ、そのランクってどんな軸で設定されているのでしょうか?


等級制度は「人軸」「仕事軸」のどちらかで作られる


いわば従業員を序列化する等級制度。その序列を作る切り口はさまざまあります。

例えば、ひとつの見方として「人軸」「仕事軸」があります。


「人軸」は、その人の持つ能力や経験などの属性で序列をつけていきます。

例えば、最も有名なのが「年功序列」です。年齢や勤続年数に応じてその人のポストを決めていくというものです。


「仕事軸」は、その仕事の中身や難易度を明らかにして、それに応じて等級を決めていくというものです。

最近、さまざまな場面で目にする「ジョブ型」制度はまさにそのひとつでしょう。


等級制度は、なぜ必要?


ここまで等級制度を概観してきましたが、改めて確認したいのが「なぜ等級が必要なのか?」という点です。

誤解を恐れずに言えば、等級制度とは「人に上下をつける制度」です。

つまり、問うべきは「会社にとって、人に上下を付けると何が嬉しいのか?」ということです。


いろいろと考えられますが、等級制度で得られる効果のひとつが「従業員に与える業務や役職を決めやすくなる」ことです。

人間は一人ひとりが違う生き物です。それぞれに個性があり、持ち味もあります。例えば、人を束ねるのが得意な人、特定のスキルに秀でた人などさまざまです。

こうした個々の違いを見て適材適所に配置するためには、まさに等級制度が効果を発揮するのです。

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