"自己効力感"と"自己肯定感"、何が違う?
例えば、こんな経験ないでしょうか?
ご自身のチームメンバーがどうも元気がない。リーダーとして何とかサポートしてあげたい。
そこで「チームメンバーの自己効力感が高まらなくて…」と上司に相談してみた瞬間、
「(あれ、自己肯定感だったかな?まぁ伝わるしいいか)」なんてこと。
メンバーは今どっちの状態なんでしょうか?
自己効力感と自己肯定感は似ているようで微妙に違う
違いを確認してみます。まずは自己効力感から。
自己効力感とは「私ならきっとできる」「乗り越えられるんだ!」と思える状態のこと。
目標を達成できる可能性を、その人なりに認知できていることです。
一方で、自己肯定感は、自分の存在を肯定できる・認められることです。
「私はこれでいいんだ」と、ありのままの自分を肯定できる感覚です。
そこに出来る/出来ないは関係ありません。出来ていなくても自分を受け入れられることが大事です。
"能力"という視点で違いを見てみると・・・
さて、両者の違いを"能力"という軸を中心に見てみましょう。
自己効力感は、自分には"能力がある"を認知して信頼することです。
「私は、向き合っている課題を超えられる!」との"能力"を有しているかどうか? これを自分なりに認められるかどうか?が大事です。
一方で、自己肯定感は、その人の"能力"は関係なく、無条件に「自分にこれでいい」と思えることです。
まさにありのままを受け入れるということですね。
両者とも近しいですが、こうした違いがあるんです。
メンバーは今どっちの状態か?正しく現状を知ろう
最後に冒頭の例に戻ってきます。
自分のチームメンバーが「自己〇〇感」が落ちて、悩んでいる。
さて、そのメンバーは自己"肯定"感か、自己"効力"感か?
どっちが低い状態なのか? それともどちらもなのか?
リーダーが現状を適切に知ることが大事です。
メンバーの状態が適切に分かれば、その後に取るべきアプローチも見えてくるはずです。
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