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海の要衝「チョークポイント」とは何か?

戦略的に重要な海洋水路や陸上の要所のこと。チョークポイントを抑えられると、海上交通や国際貿易などに多大な影響が出ます。

では、島国である日本のチョークポイントはどこなのでしょうか?


日本のチョークポイントは、周辺海域だけじゃない!?


日本における主なチョークポイントとして、宗谷海峡、津軽海峡、関門海峡、対馬海峡、大隅海峡、台湾海峡などが地理的に重要な場所と言われています。
海上交通や国際貿易において非常に重要な役割を果たしており、日本の経済と安全保障に影響を与える場所です。

加えて、エネルギー安全保障の観点では、ペルシア湾のホルムズ海峡やマレー半島のマラッカ海峡もチョークポイントと考えられています。これは日本が原油供給を中東地域に依存しているためです。チョークポイントは国家周辺の海域ではなく、その一点を押さえることで航路全体や海面を制圧できる海上水路を指します。

では、もしチョークポイントが封鎖されると、どんな影響が出るのかも見てみましょう。


チョークポイントが封鎖されると、日常生活にどんな影響が出る?


まず、大きな影響が出るのは物流の遅延です。チョークポイントが封鎖されると、その経路を通る船舶は別のルートを通る必要があるため、物流が遅延します。この物流の遅延は製造業のサプライチェーンにも影響を及ぼし、原油価格や物資の供給に変動も引き起こします。したがって、我々の日常生活にも影響が及ぶ可能性があります。

安全保障の観点からもチョークポイントは重要です。たとえば、台湾海峡は中国と台湾との間に位置しており、封鎖されることでその緊張状態は周辺国家だけでなく、世界的にも影響が出ると言われています。

このようにチョークポイントは、我々の日常生活や社会活動に密接に関わる要素です。普段はあまり意識されることが少ないかもしれませんが、その存在と影響を認識し、社会的な影響を理解することは重要でしょう。

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