アデナウア

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twitterやってます。→https://twitter.com/strikeA2 漫画などの感想を書いて行きたいですが方向性は特に決まっておりません。

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攻略法はキャラごとに違う

最近ストリートファイター6をかじっている。キャラクターが現在21種類いる。同じゲームシステムで操作するため基礎の基礎は共通しているが戦い方はそれぞれ大きく違う。 でっかい図体で近距離に近づいた相手を狩るキャラや自ら相手に突進して翻弄するキャラで同じなわけがない。 自己啓発がブームとなって何年たったか、もはやブームどころかジャンルとして定着した。書店には見た目が8割だの話し方が8割だの好き勝手書かれた本が好き勝手並んでいるが全キャラに共通した攻略法などないように全人類に共通の攻

    • ガールクラッシュの行く末

      2023年は「アイドル」の年でした。YOASOBIの発表した曲が日本のみならず世界でヒットしました。紅白歌合戦でのアイドル勢ぞろいパフォーマンスは大きな反響を呼びました。一方で旧ジャーズの経営姿勢が問題視されるなど決して華やかなだけでない側面もクローズアップされました。 ガールクラッシュを体現する主人公 そんな今だからこそおすすめしたいのが「ガールクラッシュ」というマンガです。LINEマンガで配信されているこの漫画は、K-pop業界に練習生として挑む日本人女性を主人公にして

      • M-1はどう生きるか

        M-1グランプリ2023で令和ロマンは素晴らしい漫才を披露し優勝しました。 ただ、全体としてみると重かったなという印象でした。3組目のさや香が信じられない完成度の漫才を披露した時点でピークが来てしまいました。出順の妙が今年は強かったことは確かです。 しかしそれ以上に数年間垣間見えていた懸念点が顕在化したことが大きな要因ではないでしょうか。 「競技漫才とテレビショー」「硬直化する審査」「予選からのネタ公開」の3点から見ていきます。 M-1は競技なのか、テレビショーなのか 「M

        • 即戦力先発は存在するのか

          秋といえばドラフトですね。気が付けば直前に迫っています。そして「〇〇は即戦力」だったり「先発不足のチームはねらい目」といったような言葉がこの時期のスポーツサイトを踊ります。 ロッテのように終盤、ブルペンデーを頻繁に行っていたチームのファンとしてはそういう言葉を鵜呑みにしてあの選手もこの選手も欲しい。1位で5人くらい指名したい気分になります。 ところで、即戦力とはどのレベルを指すのでしょうか。一度冷静に立ち返ってみます。 今回は文字通りの"即"戦力=1年目から活躍できる先発に絞

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        • 画像日記
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          100年前に書かれたクソデカ感情百合小説『返らぬ日』

          先日、本屋をうろうろしていたら、素敵な表紙が目に留まりました。 読んでみると、以下の書き出しが目に留まります。 いささかの戸惑いを覚えつつ奥付を見ると初単行本が昭和2年とあります。 今から100年前に書かれた小説だったのです。帯の推薦文には 「これは、百合がまだ徒花であった頃の、傑作少女小説である。」 と書いてあります。百合というジャンルが定着するずっと前に書かれていた女性同士の関係性を書いた小説だということをこの推薦文があらわしているのです。 当たり前なのですが、仮名遣

          100年前に書かれたクソデカ感情百合小説『返らぬ日』

          投稿ネタ雑出し

          一本の記事にするまでのモチベがない、もしくは考えが深まっていないネタを雑に出すだけの記事 1、反ファストとしての「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」 ここ数年、ファストが社会に蔓延していることを危惧した本が出版されている。代表的なものは以下の2冊。 「映画を早送りで観る人たち」稲田豊史(未読) 「ファスト教養」レジー ファスト教養は、ビジネスの話題についていけるように浅く知っていれば良いという考えに教養の文化的意義がオミットされることの危険性やその向こう側に、自己責

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          WBC 選手たちのNow and Then

          あまりにも素晴らしい決勝でした。 日本の野球界はついにここまできた。日本に野球が伝来したのは1872年のことでした。それから150余年、歴史に残る熱戦を制し日本代表がWBCの頂点に立ちました。3度目の優勝でありながらその感慨は最高レベルに達していることかと思います。その背景を歴史の連続性と国内リーグの成熟からみます。 メジャーリーガーの戦い 「憧れるのはやめましょう」決勝戦前のミーティングで大谷翔平はチームメイトを鼓舞しました。いつもアメリカ代表のスター軍団と戦っている彼

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          強すぎてもなんかつまらんなという贅沢

          私は普段、千葉ロッテマリーンズという野球チームを応援している。端的に言って強いチームではない。 万年最下位というような弱さではないし2020年や2021年は頑張った。でも2位である。ついでに言うとお金もそんなにない。 ついこの間まで弱いチームの仲間だったし、なんならあそこには負けていないと下に見ていることすらあったオリックスは2連覇して、気がついたら最強軍団になっていた。はっきり言ってなぜこんなチームを応援しているのかわからなくなる。 同じ千葉県には千葉ジェッツプロバスケッ

          強すぎてもなんかつまらんなという贅沢

          AIに架空のバンドTを作ってもらおう

          なんの服を着るのか問題 最近、服に悩んでいる。特にこだわりがないのでユニクロやGUでいいんだけど、どうせなら思い入れのあるものに金を使いたい。先日品品というイベントが渋谷と心斎橋のPARCOで開催されていた。ポッドキャスト「奇奇怪怪明解辞典(以前自分の記事でちらっと触れた)」のアニメ化企画でそのグッズはめちゃくちゃかっこよかった。こういうのに金を使いたいのである。 しかし、こういうのは日常に溢れているわけではない。例え好きなミュージシャンがグッズを出していても、ツアーのタ

          AIに架空のバンドTを作ってもらおう

          「子宝に恵まれる」の子宝って何人?

          「子宝に恵まれる」 この表現を目にして、何人の子供を思い浮かべますか。私には何となく、複数人それも3人以上の子供が思い浮かびました。 しかし、子供は一人でも宝です。「子宝」という文字だけでは子供が何人もいる様子を連想させるには不十分な気がします。実際「子宝を授かる」と言い換えても、そんなに沢山のイメージは湧かないと思います。 では「恵まれる」という言葉はどうでしょうか。この言葉はbetterな状態を与えられる時に使う印象があります。 例:「好天に恵まれる」「好機に恵ま

          「子宝に恵まれる」の子宝って何人?

          走るうららと芦田愛菜〜映画「メタモルフォーゼの縁側」感想〜

          映画「メタモルフォーゼの縁側」がとても良かった。一応ネタバレあり。(タイトル画像はhttps://lp.p.pia.jp/event/movie/218234/photo-gallery/index.html?id=1より引用) BL漫画を通して17歳の佐山うらら(芦田愛菜)と75歳の市野井雪(宮本信子)が出会い友達になっていく。好きを共有することに年齢は関係ないとかそういう話なのだが、主人公うららを演じきった芦田愛菜が見事だった。 うららとリンクする芦田愛菜 天才子役と

          走るうららと芦田愛菜〜映画「メタモルフォーゼの縁側」感想〜

          おすすめ漫画「全部ぶっ壊す」

          ジャンプ+で連載されている「全部ぶっ壊す」という漫画がとても好きです。同じジャンプ+作品の「SPY×FAMILY」や「怪獣8号」などと比べてあまり知名度は高くないけれど、面白い作品です。その魅力を綴っていきたいと思います。 「全部ぶっ壊す」原作:へじていと 漫画:山岸菜 元破壊神と元勇者が、現代で交通事故に遭い眠ってしまった双子であるユウカとカイセイの体にそれぞれ転生します。破壊神がその魂を体に馴染ませ魔力を回復するために、同じように兄の体に転生したカイセイと共に日常生活

          おすすめ漫画「全部ぶっ壊す」

          2022年1月〜3月印象に残った映画

          早いもので2022年も4分の1が終わりました。ゾッとしますね。 さて、私は去年の暮れ頃から映画をたくさん見るようになりました。何をしても続かない私としては、信じられないのですが月間10本の映画を(配信含め)見ています。 その中で、印象に残った何本かを上げていこうと思います。 今まで超話題作以外は見ていなかった(年間10本くらい)もので映画の知識はほぼ皆無なため、何言ってんだこいつと思う内容かもしれないですがご容赦ください。 ベルファストまず、冒頭の俯瞰したカメラワークでおそ

          2022年1月〜3月印象に残った映画

          今年の良かったコンテンツ8選

          いろんな人が今年のベスト映画やらベスト音楽やらを発表する季節になりました。しかし、私はベストを選べるほど音楽を聞き込んでもいないですし、映画も見てはいません。 でも気分を味わいたいのでコンテンツごちゃ混ぜでよかったものをあげていこうと思います。 漫画「進撃の巨人」諫山創  今年完結した漫画。もはや説明不要だけど10年ほど前にブームが起こった時に、何巻か読んだきりになっていた。今回DMMのセールを機に全て買ってみようということで、読んだ。 最初は人類を食う巨人という謎の存在

          今年の良かったコンテンツ8選

          吉本が作り出すM-1のナラティブと非吉本芸人

          お笑い界最大の祭り「M-1グランプリ」が今年も開催される。 話題性から言っても規模から言っても他の賞レースとは一線を画するこの催しは単なる漫才の日本一を決める大会ではない。そこに見出される物語こそがM-1をM-1たらしめているものではないだろうか。 まず、M-1グランプリは創設年の2001年から2010年の前期、休止を経て復活した2015年から現在の後期に大別できる。 前期と後期では審査員の顔ぶれや出場年数上限の違い、そしてネットの普及による観客のリアクションの大きさなどが

          吉本が作り出すM-1のナラティブと非吉本芸人

          マンガワンの埋もれてしまった名作を紹介 『はなまる魔法教室』『白星のギャロップ』

          マンガワンというマンガアプリがあります。 週刊少年サンデーなどを刊行している小学館が運営しています。「灼熱カバディ」や「モブサイコ」など、ヒット作を多数生み出しています。PCからは裏サンデーというサイトで読むことができます。厳密には細かい違いがあるようですが、多分ほぼ同じです。 長期連載を続ける人気作品の裏で、クオリティは高いものの様々な事情で連載を終えてしまった漫画があります。そのような漫画にはなぜか公式サイトの連載終了作品にも掲載されていないものが少なくありません。(

          マンガワンの埋もれてしまった名作を紹介 『はなまる魔法教室』『白星のギャロップ』