AIに架空のバンドTを作ってもらおう

なんの服を着るのか問題

最近、服に悩んでいる。特にこだわりがないのでユニクロやGUでいいんだけど、どうせなら思い入れのあるものに金を使いたい。先日品品というイベントが渋谷と心斎橋のPARCOで開催されていた。ポッドキャスト「奇奇怪怪明解辞典（以前自分の記事でちらっと触れた）」のアニメ化企画でそのグッズはめちゃくちゃかっこよかった。こういうのに金を使いたいのである。

https://art.parco.jp/shinsaibashi/detail/?id=1077
心斎橋PARCO　奇奇怪怪明解辞典主催PIN-PIN #品品＠心斎橋
展覧会内企画② 物販闇市開催　より引用

しかし、こういうのは日常に溢れているわけではない。例え好きなミュージシャンがグッズを出していても、ツアーのタイミングに現地に行かないと変えなかったら普段使いには少し難しい物だったり、なかなか難しいのが実情である。
ならば、その機会を作ってしまおう。勝手に思い入れを捏造してしまおう。
というわけで、架空のバンドグッズを作成することにした。

AIに任せる

想像力豊かな人なら架空のアーティスト名から空想できるかもしれないが、凡庸な私には特に思い浮かばない。よしんば思い浮かんだとしてもバンド名で滑ったら目も当てられない。そこでAIにお任せすることにした。
AIのべりすと
皆さんご存知最強最大のにほんごAIである。適当にありそうなフェスを入力し、その出演者をAIに考えてもらう。

AIの優秀さゆえか、実在のバンド名が出てくることが多い。架空の名前が出るまで何度か繰り返すと出てきた候補が以下の通りである。
・suck a stone
・The Lostones
・サンノセカイ
・オフィスキープ
・DEATH PENTAX
DEATH PENTAXについては「彼らは、デス（死）とペンタックス（ギリシャ語で五芒星を意味する単語）をかけて名付けられたというだけあって、5人のメンバーが全員黒い衣装に身を包んでいるのが特徴的だ。」という文章が続いた。
ペンタックスってカメラじゃないかというふうにだいぶおかしなことを自慢げに披露する困ったちゃんなので注意が必要だ。

ロゴをつくろう

次にnoteで記事を作成している方ならお馴染みのcanvaにてロゴを作成する。このサイトでは知識がなくてもテンプレートを少しいじれば、それっぽくデザインできる気がする。とりあえず気に入ったThe Lostonesにしよう。lost oneとstoneがなんかかかってて意味が深そう。
完成したのがこれである。
なんとなく２ndアルバムツアーということにした。アルバムタイトルの「Twisted Psyche」はAIのべりすとに考えてもらった。このアルバムには「捻じ曲がった精神」をテーマにした曲が収録されている。らしい。

ジャケットっぽい絵をAIに描いてもらおう

結構ジャケットには絵が使われていることがあると思う。今回はLINEで登録をしてメッセージを送るだけでイラストを作成してくれる「イラストばりぐっどくん」に以前作ってもらった中から使えそうなものを採用する。
ボカロP出身っぽいバンド名のサンノセカイはイラストとの相性も良いであろう。

案外それっぽいのではないだろうか

「夜明けと夕暮れ」もAI案である。一応１ｓｔシングルということになっている。

suzuriにて作成

たった今誕生した２バンドの、グッズをsuzuriにて作成する。
まずはThe Lostonesのロゴグッズ
ロゴTはシンプルであるが故にいい感じな気がする。

続いてサンノセカイの１ｓｔシングル発売記念グッズ

流石に犬にこんなもの着せるのは想像できないがドッグTシャツまで存在しておりなんとも手厚い。
ここに存在しないバンドのグッズが２つ誕生した。このサイトの自作グッズは一般には公開せずに自分用に１点から購入ができる。あとは買うだけだ。

思い入れが湧かない

しかし購入ボタンにマウスが進まない。ほとんどAIにやってもらったからか、どういう曲を作るバンドなのかと言った具体的な設定がないからか、これに金をかけて着るのかと躊躇している自分がいる。これでは本末転倒だ。

結論：架空のものを作ること自体は楽しい

というわけで現物はないわけですが、大部分をAIに任せていても大事なところを選ぶのは自分であって意外とクリエイティブじゃんと思えるのでやってみてください。