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問題「発見力」大全 (イシューデザイン#0)

こんにちは。OGIです。

「問題を「解決」する能力より、問題を「発見」や「再定義」できる能力の方が大事な時代になりますよ」、というお話をここ数年、よく聞くようになりました。

(ちょっと論調が極端だな、と少し違和感を感じつつも)基本的に賛成で、問題解決の前に、問題を発見できたり、再定義できたり、正しく設定する力(逆にいうと、「これは(問題のように見えて)問題じゃねーよ」と言える力)はますます重要になってきているのは同感です。

現職IT企業で新規事業開発の初期フェーズを担当したり、個人として色んな企業やNPOなどのお手伝いをしている経験から自分自身も感じるし、似たような立場(※1)で奮闘している人からもよく聞きます。(何かご相談があればお声掛けください〜!)

※1 農業、製薬メーカー、コンビニ、NPO、コンテンツ企業、などなど多様。

ですが、そのための具体的なアプローチが、まあ、それはもう文字通り、百花繚乱で、「アート思考」だの、「インサイト」だの、「シナリオプランニング」だの、問題発見に有効らしきアプローチが、整理もされず散らばっている印象です(まあ私の勉強不足という説もありますが。)

そこで今回は、問題「発見」系書籍34冊、220記事に目を通し、それを実際に現場の実務でガチで実験してみた経験から、問題「発見」のアプローチを私なりのメガネで整理/統合/化学変化してみたいと思います。

全体像

さて、具体的に整理してみるの、問題発見のアプローチは下記の4つに分けられます。

問題=理想ー現状(問題とは、理想と現状のギャップ)」とよく言われる定義に沿ってそれぞれのやってみて有益だったアプローチを再編集してみたいと思います。

このアプローチやってみると、ほんと今まで見えなかった課題が見えてきたりするから不思議。

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アプローチ1「現状」を感じ尽くす
(観察とエスノグラフィ、ビッグデータと分析思考、ハック思考、など)
アプローチ2「理想」を描きまくる
(アート思考、SFとアニメ、ルールブレイキング、シナリオプランニング、ストーリーとナラティブ、など)
アプローチ3解決策から「逆算」してみる
(プロトタイピングとMVP、もしも●●がなかったら、「昔の常識」の変遷、新結合と強制発想、意味のイノベーション、など)
アプローチ4そもそも論で「ピント」を合わす
(イシュードリブン、課題発見の4P、ジョブ理論、フレームワーク、など)

次回から、4つのアプローチを一つずつ、簡単に解説していきたいと思います!

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