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【目印を見つけるノート】245. 風に舞う羽に すべての愛をこめて(Led Zeppelin)

今日は他のポータルサイトの方に出した近況ボードの文章をそのままお出ししますね。連絡事項です。

✏️

現在連載中の『16世紀のオデュッセイア』の第9章は今日で終わります。第10章は来年の初めからスタートする予定です。詳細が決まりましたら改めてお知らせします。

カトリーヌ・ド・メディシスのお話(8章と9章)は当初書く予定がなかったので、心づもりも下調べも十分ではありませんでした。近くの料理店の店員さん(フランス人の方)がメディシスの末裔だと聞いてびっくりしたことが今年いちばんのトピックスでしょうか。カトリーヌの子どもの血筋かもしれませんね。
そんなに簡単に、偶然末裔と出会うのかと、びっくりしました。

「書きなさい」ということだと受け止めています。

この話全体が出来上がったら、他のいくつかの章とともに見直しをすることになるのだろうと思いますが、
彼女は後の章でもまた取り上げます。このお話全体が概ね時系列になっているからです。

これで、16世紀の半分です。

さて、
12月14~22日、『鎌倉もののふがたり』の番外編を連日更新します。タイトルは『もののふの末裔』(仮題)で、吉川広家(きっかわひろいえ)が主人公です。鎌倉時代の人ではありませんので、番外編にしました。

これから手直しですね。はは。

来年は、どうにも予定が立てづらくはあるのですが(仕事も決まっていないし、はは)、書く方は『オデュッセイア』以外に3つテーマを決めて、今日から資料漁りです。

もう、そちらはスタートしようと思っています。

今年は『オデュッセイア』、『六左衛門』の番外編、『鎌倉もののふがたり』を2編で打ち止めになります。『オデュッセイア』をとにもかくにも続けられたのと、隙間を縫って何とか京都に行き、『六左衛門』の画竜点睛を欠くことなく書けたことが幸せなことでした。
京都に向かう後押しをしてくださった方に感謝しています。ありがとうございます。

自分の行動や意思を制限するものは確かにあるのですが、逆に後押ししてくれる人や事象がある。
それが支えになっています。


🌱

今日はこの曲をご紹介します。
レッド・ツェッペリンの『All My Love』です。
解散前の最後のアルバム『In Through The Out Door』の中に入っている曲です。
この前後の彼らには悲しいことが続きました。
ヴォーカルのロバート・プラントが自動車事故で重傷を負いました。そこから復帰して『Presence』をリリースしたのが1976年、ワールドツアーで本格始動した矢先の1977年に、ロバートの息子さん(まだ小さかった)が突然の感染症で亡くなったのです。そこでツアーはストップし、バンドも活動を休止します。

1979年、彼らはアルバム『In Through The Out Door』をリリースします。その中に入っている『All My Love』はロバートの息子さんに捧げた曲です。

そして、またツアーから活動を再開しようとしていた1980年9月、ドラマーのジョン・ボーナムが急逝しました。
新聞にも出たのですよ。

バンドは1980年12月4日に解散を発表しました。
「The loss of our close friend……」からはじまる彼らのコメントを私は今でもはっきり覚えています。そこから数日後に、またショッキングなできごとがあったことも(また後で)。

この曲はその背景も含めて、彼らのもっとも悲しい曲です。
そして、もっとも美しい曲です。

ボンゾ(ジョン・ボーナム)はもっとアクセントを付けて、オカズをたくさん入れて叩くことができた。
ジョンジー(ジョン・ポール・ジョーンズ)はピアノやパイプオルガンを壮麗に弾くこともできた。でもソロパートでは、まるで学校のオルガンを弾くように、シンセサイザーを弾いた。
ジミー(・ペイジ)はリズム崩しのエモーショナルなソロを弾くことができた。でも、ここではヴォーカルに寄り添うようにそっと弾いている。Remasterを出しましたが、また一段とバランスを整えていて、大いにうなずきました。
パーシー(ロバート・プラント)の歌声は切なくか弱い。かつてのように、天に吠えるライオンの面影はない。そして、それを昇華していく後半の盛り上がりは、ただ、美しいのひとことです。

この曲で、私は「バンドで音楽を奏でる」という行為の、ひとつの究極の形を見たように思います。

12月4日ですので、書いてみました。
タイトルは歌詞をもじりました。
Remasterしたペイジさん、どうでしょうか。
私も悲しかったです。

⚫お籠りクラフト

今日は薄いオリーブ色と青のチェコグラスビーズだけを使ったイヤリングです。

鳩が帰ってきたとき、
くちばしにはオリーブがありましたね。
それは、生きとし生けるもののーー

希望です。

それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽
(おがたさわ)

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