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【目印を見つけるノート】795. お話ができたら読みたい本(15)

入梅のようです。

昨日は日課の?お散歩がてらお参りが、88日になりました。入梅ですね。
お散歩ですので、特に何日しようとは決めていないのです。今の職場の契約終了までかなというぐらい。
ただ77とか88をクリアすると、区切りが近いような気分になります。

へびいちごを見つけました😊

昨日職場の方が『マインクラフト』というゲームのお話をしていました。盛りだくさんで書ききれないのですが、決まった筋道がないので面白いと語っていました。
私のお散歩の道は固定的ですが、なぜか自由だなと思ったりもしています。発見も多いですし。自由を何に見いだすかということなのでしょう。
無為自然が理想ではありますが。

そうですね。
いずれにしてももうすぐ満願です。

88日目にして初めて気がつく、龍のような枝ぶり🌳

さて、誘惑が多いです。
インスタで福山情報をいくつもフォローしているのですが、改築中のお城はどんどん姿を現しているし、夜市は始まるし、超豪華な築城400年記念メニュー🍴まで……来い来いと言われているような……さらなる誘惑もありましたので、虎視眈々と訪福日程を組みましょう😉

あっ、いつものコーナーが吹っ飛ぶ勢いです。いっけなーい🙊💦

では、今日はもうその方面の1冊で。

『新釈 備中兵乱記』(加原耕作著 山陽新聞社)

(スクロールして下の方に出ています)
これは読んだような、読んでいないような位置付けの本です。現代語訳した史料というものですね。資料の史料はあくまでも資料であって、読んだ本には入らないとも思ったりします。それに、読んだ部分はすでに小説に変換してしまいました。
ですので、読みたいなと思う本です。

なにか、
とても荒れていたひとがいました。実家を追い出されて、どこも引き受けないようにとまで言われて、名前も変えて何年も放浪していたんです。ほぼ逃亡者ですね。
その人を気に入った人がいて、自分のところに来てもいいと言って住まわせてくれました。
そこでも放浪者はやらかしてしまったのです。
さすがに「もうダメだ」と思って逃げてしまったのですが、意外にも後で許されました。
ミリエル司教とジャン・バルジャンみたいだなあ……私見。
その人はやがて、長い放浪を終わらせ実家のお父さんにきちんと謝ろうと決めます。

この、放浪者を受け入れた人が『新釈 備中兵乱記』に出てくるのです。
三村親成(みむらちかしげ)さん。

懐が深いとかそのような通りいっぺんの「いい人」だからそうしたのではなく、とても悲しく辛い思いをしたからできたのだということが分かりました。
だからこそ、荒れた放浪者も生まれ変わったようになったのだと。
もちろん、本に「三村さんが悲しんでいた」などとは書いてありませんが、それだけのことがあったということです。
実は、三村さんに関わるところ以外、図書館に借りたものでしたので、あまり読んでいないのです。お恥ずかしい。

放浪者ーー水野勝成さんはその後、世話になった土地のほど近くに藩主となって戻ってきました。そして福山の町を開いたのです。
彼は城を築き、町を一から興し、治世を通して善政を敷いたといわれます。

私は、彼がどうしてそこまでドラスティックに変わったのかなってずいぶん考えました。
三村さんにお世話になったこと以外にその理由はなさそうでした。

そうならば、ものすごい恩返しだと思いました。

そのようなことで、私はこの本を著わされた加原さんにとても感謝しています。岡山の地域史研究をずっとされていたようですが、そのような方のお取り組みがなければ、私がお話を書くこともできなかったでしょう。

本当にありがとうございます。
この本がもっとたくさんの人に読まれることを祈っています。

私の書いたお話はこちらです。
(そっと置いておきます)

そろそろ、タイトル写真を差し替えた方がいいかも🤔
新しいお城の写真を撮らないと。
今年は見直しをしてもいいのかも。
今のお話ができたら。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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