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【目印を見つけるノート】894. ゴダールさんとクラインさん

ジャン=リュック・ゴダールさんとウィリアム・クラインさんの訃報を立て続けに知りました。
お二人とも、私の好きな表現者です。
ご冥福をお祈りします。

ゴダールさんといえば、『勝手にしやがれ』、『Pierrot Le Fou』のふたつが特に有名で、ヌーヴェルバーグというジャンルの旗手と呼ばれたフランスの映画監督です。
臆病なビカレスク、
素知らぬ風のファム・ファタル、
海、車というイメージがポンポン飛んできます。
印象的なシーンをつなげたトリビュート動画がありましたので、引いてきます。
A Tribute To Jean-Luc Godard

私やあなたのように、音楽が好きな人であればこちらかしら。
『One Plus One』(アメリカではSympathy For The Devil)トレイラー

これも、ただストーンズが録音している風景だけではなくて、じわりじわりと焦燥感に駆られる、パラレルドキュメンタリー的な映画です。
ストーンズの録音シーンだけでも感涙ものなのですが、そうは料理しない。
2018年まで映画を撮り続けていらっしゃいました。

フランス大使館のツイッターです。

私はゴダールさんと誕生日が同じなので思い入れはあります。えーと、古田新太さん、壇蜜さん、長州力さん、オジー・オズボーンさん、永井荷風さん(公式には)、種田山頭火さんも……「わが道を行く」方が多いように思います。

ウィリアム・クラインさんはアメリカの写真家です。写真好きの私にとっては、ロバート・フランクさん、クラインさんはアメリカの写真家で最も好きなおふたりです。あ、スティーグリッツさんもシャーマンさんもetc……好きです。
クラインさんの『NEW YORK』という写真集にはそれこそ、写真集というかたちをはるかに超える衝撃を受けました。テクニックとかライティング、カメラの機種とかそういうことではない、虚飾を落とす『目』があるように思います。
飯沢耕太郎さんが紹介されている文章がとても素敵だと思いましたので、引いてきます。

私も、好きが高じて小説に出してしまいました。
『カメラカメラカメラ』3

今でも写真が好きだと言い切れるのはクラインさんはじめ、インスピレーションを与えてくれたかたのおかげです。
皆さんについて書いた方がいいですか。
たいへんなことになりますが。

『ニューヨーク』が1956年、
『勝手にしやがれ』が1960年、
おふたかたとも、その時代の寵児であり長く活動を続けられました。後に与えた影響もたいへん大きかったです。
安らかにお休みください。

心からの敬意を込めて、1曲引かせていただきつつ本稿を閉じさせていただきます。

The Rolling Stones『You Can't Always Get What You Want』

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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