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【目印を見つけるノート】212. 満月のライブから動く月へ

11月になりましたね。

トルコとギリシアの間で地震があったり、
フランスでは悲しい事件が続いたり、
10月最終盤は心が落ち着かなくなる空気がありました。
ショーン・コネリーさんが逝去されたというのが、10月最後に見たニュースでした。
ご冥福をお祈りいたします。

11月は初めに大阪都構想の住民投票があって、アメリカでは大統領選挙、大きいことが動こうとしている時期なのかなと思います。
全体的にも、
何かの下準備をしているような時期です。


⚫満月の夜にライブ

昨晩は、『SION with The MOGAMI』のライブを日比谷野音に見に行きました。この写真は隣の日比谷図書館です。

美しい夜でした。

現下の情勢を踏まえたもので、座席はひとつ置き、人肌のぬくもりはないですね(笑)。ディスタンスを含め、運営に携わる皆さんは感染対策を徹底していたし、観客もよく守っていたと思います。入場もすごくスムーズでした。
このライブを無事に成功させようという熱を感じて、少し感動しました。

私は、野音は座ると余計寒くなることを知っていますので、珍しく?ほぼ通しで立っていました。立っていても冷えますが、身体を揺らしていれば平気😊

幕前のBGMからすでにテンションが上がっていた私ですが、SIONさんとThe MOGAMIの皆さんが出てきて始まったらもうキャー😆というか、いや、違うな……「ああ、やっと見ることができる」と、胸にジンと来る感じがしました。

この感覚は不思議です。
近年まで、長く長くライブ通いができなくて、本当に久しぶりに再開できたときも感無量でしたが、あのときは「浦島太郎かな」とおっかなびっくりの部分がありました。

今年はそれとはぜんぜん違う。
私だけのことではなくて、みんながおんなじ共通項でくくられてしまっています。ですので、「ああ、やっと見ることができる」というのは観客全員が思っていたでしょう。そしてアーティストのかたは、「やっと観客のいるステージに立てる」と思われたでしょう。イベンターさんもそうですね。

ひとつのライブが、これまでとは比べ物にならないぐらいの重みを持っているように思います。
開催じたいは少しずつ回復していますけれど。

SIONさんは赤いお召し物でしたが、還暦だからというのもあったようです。ご本人はお歳を召したアピールをされていましたが、ステージはそんなことを感じさせないものです。
私がnoteに出させていただいた、『後ろに歩くように俺はできていない』も含めて、これまでのナンバーに熱くなりました。
♪お前がいる~って合唱、楽しかった✨

不思議なのですが、やっぱり泣いてしまうぐらい、ジーンと来てしまうのです。
ベースの低い音とか、ドラムのシャキッとした音、ギターの抑揚のある響き、そしてキーボードの美しい音。SIONさんの声はもう、もちろんなのですが、ひとつひとつ、歓声も含めてはっきり聴こえる、身体に響くというのはライブだからなのですね。
それを感じられるのも、ジーンとしてしまう一因でしょうか。

今年発表された『Naked Tracks』からのナンバーも演奏されました。
今年のことをーー地に足をつけて、嘆きを抱えて、人への温かいまなざしを持って、普通に暮らしていくーーその大切さを聴いていて強く感じました。

開演後少しして、ほぼ満月が浮かびました。

ライブは進んでいきますが、
曲間に、客席から、
「シオーン‼️ 月!」と声が飛んで、
「どっち?」と舞台の上でジェスチャー。
「あっち」と多くの人が月を指差します。

のちほどの、
即興のブルームーンソングにニッコリ🎵

みんなで作っているような、素敵なライブでした。
素敵な時間をありがとうございます。


⚫お籠りクラフトとばら

最近金色のものばかりでちょっと飽きたので、青シルバーなちゃらっとイヤリングです。

ばらも家族のようになってきました。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

追伸 ご丁寧にしてくださって、ありがとうございます。

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