【目印を見つけるノート】691. 希望を持ちながら、本を書く
今日はいきなりなのですが、引用からはじめます。
Bob Dylan『Masters of War』
あえて説明はしません。
たまに思うことをちょっとだけ。
Bob Dylanさんのこのアルバムの頃、私は生まれていません。
ですので、リアルタイムで聴いていたようなことは間違っても書けないのです。ただ、リアルタイムの「空気」には触れられませんが、この曲を周辺情報なしでそのまま飲み込むことはできます。
同世代のミュージシャンの方々(あるいは同世代でなくとも)、音楽が好きな方々を見ていますと、本当に感服します。リアルタイムか否かに関わらず、実に幅広い時期の、国の、ジャンルの音楽を聴いていらっしゃいます。私は足下にも及びません😅
いまだにこうべを垂れて教えを乞うています。
ずっとそうなのだろうと思います。
時系列や流れはあっても、「古い」or「新しい」とか、「リアルタイム」or「リアルタイムではない」とかいう区分けはあまり関係ないのですね。
YoutubeとかInstagramを見ていても、私が書いたり引用したりするジャンルが比較的バラバラなので、おすすめがちょこちょこ変わります。もちろん特に好きなものは固定ですし、チャンネル登録やフォローをしていますので出てきますが、それ以外は流動的になりました。音楽のアプリだとまたアルゴリズムが違うのかなと思いますが試していません。
新しいものを見つけるためには、もっともっと流動的になってもらった方がいいです。そのような意味で、ラジオはいいなと思います。
音楽は時間的ですが、時間を超えるからいいなと思っているのです。
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さて、今日は『オデュッセイア』、他は新しいお話にかかっているのですが、最近はコピーした資料の保管方法に思案しました。何しろ広げるとA3判で手に余るのです。そこで、本にすることにしました。二つ折りにして裏をのりで貼り付けていきます。何十枚もありますので背に厚みがあります。そこに木工用ボンドを塗って、乾かします。紙を浮かさないために、マスキングテープで留めておくといいですね。
これで本の出来上がり。資料として見るには十分です。
厚みがなければ、表が出るように山折りして、ホチキスで綴じるのが早いですね。
これをしていたら、どうにもこうにも本、あるいは冊子を作りたくなってしまいました。大学の頃はよく作りました。両面コピーして。大学のそばの安いコピー機は両面設定がなかったので、表面が終わったら、それを用紙カセットにまた入れて両面にするのですね。
16ページでB5判のものを作るなら、
B4の紙4枚でできます。
(横組みで左開きの場合)
[1枚目]裏返しで左ー右
1ページー16ページが表
15ページー2ページを裏
[2枚目]
3ページー14ページが表
13ページー4ページを裏
[3枚目]
5ページー12ページが表
11ページー6ページが裏
[4枚目]
9ページー8ページが表
7ページー10ページが裏
このロジックがよく分からなくて(図形の展開と通ずるものがあります)、ミスコピー多かったですね。
書籍ですと、16ページで1折(ひとつのまとまり)とするのが一般的です。印刷する元の紙と本のサイズとの関係もありますが、4の倍数でまとめていくのが基本です。挟み込むのならば2ページもありますね。グラビアなどはそうです。それを印刷、断裁して糸とかのりで製本していきます。
雑誌や新聞、書籍を作る会社、部署には通算20年強いましたので、その辺りはOJTで覚えました。今も出版社だなあ、そういえば。
印刷物を作るのはとても好きです。手で組む写植からPDF入稿まで、大きな流れを見てこられたのも貴重なことでした。あ、もちろん、大学の頃の手動両面コピーも。
今はデジタルで書くばかりですが、印刷物を私家版でも自分で作りたいという気持ちはまだふつふつとあります。
今は1冊のノートに、ひとつの小説を手書きすることにトライしています。
Paperblanksの『On The Road』がモチーフのノート、何を書こうかずっとずっと考えていたのですが、『On The Road』の著者、ジャック・ケルアックさんに見せても恥ずかしくないようなものを書こうと思って😆😆😆😆🚗🕴️⛰️🎷
1冊しかない、特別な私家版。
今、自分の素敵な楽しみです。
奥付までできるのはいつのことでしょう😊
それでは、希望だけ持ちつつ。
お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
追伸 素敵なエピソード🙆