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【目印を見つけるノート】26. 一枚の貼り紙に思うこと

きょうは読書感想文にしようかと思いましたが、それはまた改めて。

きのうは午前11時までで、5回救急車の音が聞こえました。1日では8回。
毎日聞いていますが多いなと思いました。
これは定点観測ということになるでしょうか。

⚫お豆腐屋さんの貼り紙

きのうは人気のない道を選んで、ごく近隣を歩きました。道端の花を見ながら歩きましたが、ジャスミンの花が咲き誇るすぐそばで、悲しい貼り紙を見ました。

うちからいちばん近いお豆腐屋さんに貼られていました。ずっとご夫婦でやっていたお豆腐屋さん。
「体力の限界」ということで閉店になっていました。

「限界」という言葉は私にはとても痛かった。

ここだけではありません。小さいお店は限界をとうに越えているところも少なくないと思います。企業の破綻についてはニュースになりますが、声を上げることも能わずに、どこからの援助も受けないうちに「休業」ではなく「閉店」を選ばなければならない。

ひっそりと……1枚の貼り紙で全部終わりにする。
何十年もかけて続けてきたことを。

それはお店だけではなく、個人で切り盛りをして商売をしているかたも同じでしょう。いったいどれぐらいのかたがこのような決断をして諦めたのかと思うと、本当に胸が痛いです。

そういう私も、暮らし向きが楽ですとはひっくり返っても言えないのですが。

このことや、日々のニュースで流れること、流れないことを知るにつけ、ひとりひとりの生活ひいては生命が見過ごされていることをひしひしと感じます。

大きなお豆腐一丁が170円、おし豆腐が特にお気に入りでした。

⚫いろいろなレンズがいる

このようなとき、そうでないときもですが自分の思考をどこにフォーカスしていくかということはとても大切なように思います。
そのためにはいろいろなレンズがいると思います。

世界で起こっていることを見つけるための広角レンズと望遠レンズ。はい、ふたつ必要だと思います。そして自分の地域や国を見るための50mmレンズやマクロレンズ。ここにもふたついります。時には望遠レンズも必要でしょう。自分の大切な人たちのためには顕微鏡並みのレンズ。そして、この流れがどうなっていくか見るための望遠鏡や鳥瞰ツール。テレビやインターネットを見るためにはもっとも原初的な、カメラ・オブスキュラが必要かもしれません。ストロボも時には必要でしょう。いらないのは、魚眼レンズやフィルターでしょうか。

お分かりいただけると思いますが、カメラやレンズはすべて喩えです。
何か、大きなカメラバッグに三脚と脚立と光量の大きなストロボを持っている気分になりました。あまり詳しくないのに(苦笑)。間違いがあったらごめんなさい。

それらを処理して個人の思考や判断につなげていくこと。何よりも、どのようなレンズを付けるときも、「ファインダーを見ているのは自分である」ことが、もっとも大事だと思います。

お豆腐屋さんの貼り紙ひとつから、ありとあらゆるものが見える気がしました。

それをできるのが今という時代ですし、
それをできるのが人間なのではないでしょうか。

⚫お籠りクラフト

イヤリングのパーツなどが届きましたので、一部チャームを付けてみました。opp袋(パッケージ用)も届きましたが、それはもう少し後の作業になるでしょう。noteで公開しているので、
委託販売のときには活用もできそうです。

これが私の「4月の仕事」だったようにも思います。

もっと以前は、思いつきで手がけたことが完成しないままになってしまうことがよくありました。
最近は、想像していたより時間はかかりますが、メドを立てられるようになりました。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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