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【目印を見つけるノート】796. お話ができたら読みたい本(16)

読んでいない本を『読みたい本』としてつらつらと書くという、われながら穿ったシリーズもそこそこ続いているようです。予定はあと13回です。そうか、半分過ぎたのか🤔
そういえば去年の5月はボブ・ディランさんの80歳祝い特集をやっていたのでした。
春に企画ものをするのが好きなようです。

ペイズリーな葉っぱ

えー、今日は鉄板も鉄板でいきましょうか。『水滸伝』(施耐庵かと)です。
さて、有名なだけにオールメディアに展開しています。本はもちろん、コミックス、ゲーム、ドラマと百花繚乱。
もし、自分が訳本で読むなら井波律子さん訳のこちらを。5分冊です。

原文は無理ですね。
素人でも漢字だから多少分かるだろうと思ったら大間違い。
以前、策彦周良(さくげんしゅうりょう)という日本の禅僧の書いた入明記を見たら、オール漢文でした。英語よりちんぷんかんぷんでノックアウトされた記憶があります。日本人が書いたのに……驚異です。

『水滸伝』は中国の有名な、壮大な小説ですが、だから読みたいというだけではないのです。

江戸時代の日本の小説の中には、漢字のタイトルのものが多くあります。歌舞伎の演題もそうですね。当て字だったりもしますので、決して難解にする意図ではないと思います。
そういえば、戦国時代に小説ってないんじゃないかなあ🤔 あるのかなあ。

もちろん漢文が重く扱われていたのはあるのでしょうが、一方で中国の小説に影響を受けている面があると思うのです。それがよく分かるのは滝澤馬琴の『南総里見八犬伝』ですね。歴史や伝承に題材をとったフィクション、壮大な冒険小説、これは『水滸伝』と通ずるかと思います。

想像ですが、馬琴さんは『水滸伝』に心酔して、「このような小説(戯作)を書きたい」と思ったように感じるのですね。
あ、『八犬伝』はまだらに読んでいます😅

馬琴さんの目のつもりになって、ぜひ読みたいです。近いうちに。
あ、今日はこれから小説の更新があります。仕事が終わって、おさんどんが済んだあとに。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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