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ボディマップ(身体図式)

ボディマップって皆さん聞いたことありますよね。
身体図式とも書いてある通り
自分の脳の中にある「身体の地図」みたいなものです。

自分のどこに何があるか、とか
関節がどのくらい曲がっているか、とか
それらの認識が濃くなればなるほど
自分の体を思い通りに動かすことができ
様々なパフォーマンスが上がります。

例えば
赤ちゃんが早く産まれてしまうとあまり良くなく
30週越えて産まれたほうが良いと言われる所以がここにあって

30週以前のお腹の中に余裕があり身動きが取れる状態だと
筋肉や骨が伸ばされないため
自分の体がイメージできないまま産まれてしまいます。

そうなると自身の感覚がフワフワした状態になってしまうんです。

自分の筋肉や骨が今どうなっているかを認識するには
何もない状態より力んだり伸びたりしたほうがわかりやすいですよね。

そのため
赤ちゃんがお腹の中にいるときに30週を越えてくると
お腹に対して自分の体が大きくなりすぎて
身動きが取れなくなってくるが

その状態になることによって
背中が丸まっている
とか
背骨が伸びている
という感覚が無意識に脳にインプットされて
自分の背中はここにある
だとか
骨はここにある
だとかのボディマップが形成されていくんですね。

そのことから
あまり早い状態で産まれてしまうと
自分の身体図式がイメージできないため
パフォーマンスが低くなる可能性が高くなる
ということなんですね。

運動をしたときになかなか上達しなかったり、伸び悩んでいる場合
この身体図式、ボディマップが形成されていないことが原因である
可能性が多いです。

冒頭で述べたように
自分のどこに何があるかや関節がどのくらい曲がっているか
などの認識が濃くなれば当然身体の動かし方はうまくなりますし
ケガをしにくい身体にもなります。
そうなれば、身体機能が上がり、脳機能も発達するため
よりパフォーマンスを上げることに繋がります。

そのため
様々なスポーツをやらせることも大事ですが
まず自分がどう動かしたらどう動くのかや
指先まで意識を持っていけるような神経系のトレーニングをして
ボディマップを形成することが重要だと思います。

子供の身体機能を高めたい親御さん
今現在スポーツをやっていてパフォーマンスを上げたいアスリートの方
是非そのスポーツに必要だと思う神経系のトレーニングを考え
取り入れて見てください。

きっと感覚が変わってくるはずです!!


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