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おけい
2021年8月16日 11:52
この記事を書こうと思っては消して、書こうと思っては消してを繰り返していた毎日の中で、ある日の朝、顧客先へのアポイントに向かうために出かける準備をしていた私の耳こんな言葉たちが入ってきた。「アスリートはもうそういう思考になってるんです!どんなに厳しい状況でも、プレッシャーがかかる状況でも、ポジティブに前向きに取り組めるんです!」ほー。どんなに厳しい状況でもか。すごいなぁ。「そうでない
2021年4月26日 11:59
芥川賞受賞から時間が経っても、ランキング上位にランクインしている『推し、燃ゆ』。この物語は推しが炎上することから始まる。小説の題材になるくらいだ。推しが炎上するということは世の中的にはわりと日常の中で起こっていることなのかもしれない。私は過去さまざまなジャンルの推しを推してきたが、炎上を目の当たりにしたり、その渦に呑み込まれる経験があまりなかった。熱愛報道関連はよく出くわしたが、発言や行動
2021年2月21日 21:57
大学生の時、文系学生の就職先なんて営業しかないと思っていた。全国転勤可、総合職という名の=営業職を拒んでいたら、大手企業にはどこにも就職できないくらいだったと思う。結局全然営業職志望ではなかったが、今は営業として働き続けている。実際の営業職の仕事は10%の楽しさと喜び、90%の辛さと苦しさ、くらいの仕事だと体感している。仕事というのはそういうものかもしれない。その90%の辛さと苦しさの中に
2021年2月14日 17:09
あれはいつだったか、何の時だったか、記憶があまり定かではない。休みの日の昼下がりだったような気がする。「1人の女性に6回告白した」BGMがわりにつけていたテレビから聴こえたこの言葉に化粧水を塗りながらぼーっとしていた私はその音を目で追った。なに?誰が?テレビ画面を見ると、くりっとした目で颯爽と話す男の人が映っていた。「情熱的!6回振られたってことでしょ?いつの話?」「高校
2021年2月12日 09:56
先日、芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』を読んだ感想をアップした。ここに書いた通り、私はこれまで推しに対して解釈をしていたことにこの小説を読んで気付いた。推しへの解釈が自分の内面の投影だったのかもしれないとか、好きな姿に勝手に解釈して作り出していたのかもしれないとか、そんな不安にも気付かされたけど、でも気付いたならもうとことん解釈してやろう、と思った。そこで新しいマガジンをスタートすることにした。そ