これはただの愚痴ではない

一時、旦那(妻)の愚痴を書き綴ったブログが話題になったように思う。ブログが手軽に使えるようになった頃だろうか。そんな遠い昔ではなかったと記憶している。

当時、私は「そんな愚痴をSNSに書くなんて馬鹿だ」と思っていた。直接話したらいいのにと。

その後、私は30代になり結婚もした。相手がアルゼンチン人であること以外はごく普通の結婚だと自分では思っている。

しかし、文化の違いや考え方のベースが違いすぎてイライラすることはちょっとどころではない。もちろん何かあれば直接話すが、考え方の根底がズレているためなかなか噛み合わない。妥協点を見つけ出すのに割と時間がかかる(笑)

だが、もう地球の裏から来た宇宙人だと思えば色々諦めもつく。例えば夕飯を作っていたとしよう。時刻は18時前。すると旦那がキッチンで何か食べ始めている。よく見るとクロワッサン2個とバター、そしてコーヒー。割とガッツリ?ではないか。

「ご飯作ってるのに何食べてんの?!!?」

そう言いたくなるだろう。だがこれはメリエンダ(間食?おやつ?)というアルゼンチン独自の習慣である。アルゼンチンでは夕食が21時以降とかなり遅いため、17〜18時頃に割とガッツリ間食する習慣がある。それを知ってるのでスルー。

このように、習慣そのものが違うのでいちいち目くじらを立てていてはこちらが疲れてしまう。
「あ、また何か変わったことやってんな〜。」くらいに適当に流すことも大事だ。「ご飯ついでくれる?」と頼んだらお汁用のお椀や平たい皿につがれたのは一度や二度ではない(笑)

ちなみにうちでは夕飯は7時くらい、旦那も夕飯の時刻が早いほうが健康的ということに気付いたので、割と日本人の平均的な時間に食べている。(それでも旦那は17時に間食するときもある)

私達は時にはイライラしながらも、解決策を見い出してはなんとかやっている。それは娘が生まれても変わらない。

では何故こんな若干愚痴めいたnoteを始めたのか。それにはきっかけがあった。

義父の来訪である。

今回はるばる4月に生まれた娘(彼にとっては孫)に会いに地球の裏からはるばる40時間飛行機に乗りやってきた義父。当然、一泊二日で帰るわけはない。3週間程我が家に滞在する(現在している)

日本語や日本文化をしっかり勉強した上で日本で結婚した旦那と違い、何もかもが初めての、72歳男性。

我が家において全てアルゼンチン式で物事を進めようとする義父に、私のイライラが起こらないわけがない。そしてダメなことを注意しても中々70年の習慣には勝てない。何回も注意すると疲れてくる。

そんなわけで、イライラをインスタに書き綴っていたら字数足りんしイライラだけ書いて終わり!となって、これではなんだかなぁ~(もちろん義父にも良いところはあるのでw)と思い、こちらに色々書くことに。

イライラしたことの愚痴だけでなく、そこからの気付きや文化の違い等を面白おかしく書けたらいいなーと思ってはいる(笑)

あらためて思うが書くネタは色々ある。その昔ドイツに移住したときのこと、アルゼンチン旦那のこと、語学や文化のこと、日本に帰ってからのこと、育児について、、などなど。少しずつ綴っていけたらいいなーと思うので、お暇なときに駄文にお付き合い頂けたら幸いである。




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