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映画三昧ジョン・ウィック コンセクエンス

NEYFLIXで早くもジョン・ウィック コンセクエンス
配信されていたので観てみた。

劇場にも観に行ったけど、シリーズ完結作のようだ。
でももしかしたら・・次作が、と憶測してしまうような
含みが少しあったかなとも思った。
なせならあまりに完璧すぎる幕引きだったからだ。

主人公のジョン・ウィックを演じるのはキアヌ・リーブスだ。
彼を代表する映画と言えばマトリックスだろう。

自分が覚えている限り最初に観たキアヌの映画は」
スウィート・ノーベンバー」でラブロマンスだったと思う。

それからコンスタンティンという映画が好きだ。
悪魔祓いとか大天使ガブリエルとかサタンとか出てくる。
映画ストーリー的に対悪魔ものは好みなのでよく見る。

さて、ジョン・ウィックって何?と言う人もいるかと思う。
また結構あちこちでバンバン配信されているので
知ってるよと言う人もいるだろう。

あらすじは、今回のコンセクエンスでジョンは首長を殺害し
主席連合から命を狙われる事になる。
ジョンの首に賞金が掛けられ、世界中の殺し屋に命を狙われてしまう。

古い友人を訪ねるためジョンは
日本の大阪コンチネンタルホテルに向かう。
日本のコンチネンタルオーナーとして登場するのは真田広之だ。
道頓堀が出てきたり大阪コンチネンタルの和風な演出に少し笑える。
むき出しの日本刀振りかざしたり力士用心棒が登場したりサービス満点だ。

ジョンは主席連合の古い掟の一つで一対一の決闘を申し込む。
決闘の時間までにジョンを殺せとさらに賞金額は跳ね上がり、
そんな殺し屋達を次々倒していく。

フランス凱旋門での入り乱れる戦いぶりは圧巻だ。
そしてどこまでも追いかけてくる殺し屋達に立ち向かいながら
日の出までにたどり着けるのか?
そして決闘の行方はどうなるのか。

ジョンの殺し方も独特だ。
おもに銃で殺すのにかなりの至近距離でまるで
空手やカンフーのように対戦しながら銃で仕留める。
だからジョンはいつも傷だらけでボロボロになる。


初めてジョン・ウィックを観た時、
んーちょっと良く分からなかった、と思った。

何も知らずに観て、なんか派手に殺しまくるなーと言った印象だ。
後で分かったが、この映画にはオリジナルな世界観があるのだ。

それはこんな世界だ。

世界有数の犯罪組織からなる地上最大の闇組織
12の犯罪組織の長が主席を務め、
主席連合として組織を統轄している。
頂点に君臨する首長には面会することも困難だと言われている。
そして殺し屋の世界では絶対的な権力を持っている。
登場するコンチネンタルホテルは表向き高級ホテルだが、
実は殺しや専用の会員制ホテルで、仕事用の武器調達なども行う。
ただしホテル内での殺しは禁止されていて、
破った者は死を持って粛正される。
この世界には独自の通貨金貨がある。
金貨一つの価値は不明だが、
ホテルでのあらゆるサービスを受けられたり、
殺しを請け負う事もあるくらいの価値がある。

ジョン・ウィック2014年

最愛の妻が亡くなってしまう。そんなシーンから始まる。
失意のジョンに亡き妻から子犬が送られてくる。
静かに暮らしていたジョンだったが、
愛車69年式マスタングがロシアン・マフィアのボスの息子に奪われ、
子犬も殺されてしまう。
ジョンは復讐のため裏社会に戻ることを決意する。

ジョン・ウィックチャプター2 2016年

ジョン・ウィック パラベラム2019年


ジョン・ウィックシリーズは
いきなり彼の妻が亡くなった後から始まる。

自分的には亡き妻の存在がとても気になる。
回想シーンでほんの少し出てくる程度だが、
続編があるのなら殺し屋であるジョンがいかにして彼女と出会い、
恋に落ち、どんな日々を過ごしていたのかとか、
妻とで会う前のジョンがどんなだったか
どうして殺し屋になったのか知りたいと思う。

人を殺すことを生業としてきた男が
本気で人を愛することができたのか。
孤独に生きてきたであろうジョンに寄り添い、
彼を受け入れ、愛を与えた彼女。
愛情とは時に執着であり依存だと思う。

知らなければ味わう事もなかったであろう喪失感やより深い孤独感
映画ではそんなジョンの不安定な心情から
復讐へと駆り立てられていく姿と、
再び闇社会へと戻ったジョンが掟や誓約によってがんじがらめになり、
殺し続けなければ生きられなくなってしまう姿が描かれている。

そんなことを踏まえて、もう一度シリーズを見直すと面白いと思う。


今日も読んでくださった方ありがとうございます。

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