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若いネーサンが泳ぐコースを選ぶおっさんの弁解

電車がガラ空きなのに隣に座ってくる人を「トナラー」と呼ぶのだとネット記事で見た。一定割合で、パーソナルスペース気にしないタイプの人もいるのだとか。

自分が気にするとか平気とかに関係なく、相手が不快に思う可能性を察して離れるくらいの分別を私は持っている。自分はオッサンになったという自覚もある。

そう言いながらも、通っているフィットネスの自由遊泳に関しては、2回り以上年下のオネーサンがいるコースを選んで入る。いろいろ苦悩していることを弁解する。

ざっくり泳力でコース分けされている

自由遊泳のコースとして「ウォーキング」「ゆっくり25m」「すいすい25m」「ゆっくり50m」「すいすい50m」が用意されている。

身の回りの世界で言えば、私は年相応よりは早い部類に入る。3200mのオープンウォーターだと52分程度で泳ぐ。泳力としては「すいすい50m」コースで泳いでも許されるだろう。

だがしかし、いつも熱心に練習しているネーサンは私と比べ物にならないくらい速い。マスターズ日本新とか持ってるガチ勢のため、続けて泳ぐと200〜400mおきに周回遅れをくらう。

彼女が「すいすい50m」コースで泳いでいると、私が「ゆっくり50m」コースを選ぶのが妥当と言える。文字通り、ゆっくりだから。

ゆっくりかどうかは相対的

フィットネスにはガチ勢ばかりではなく、普通のおじさまやおばさまも泳いでいる。最初は空いていても、人数が増えて1コースに複数人が泳ぐこともある。

そうすると、おじさまおばさまから見て「ここはゆっくり泳ぐコースなんだから、早く泳ぐなら出て行ってくれ」という雰囲気になる。雰囲気だけでなく、海外の方とかはズバッと言葉で言うてくる。

なるほど一理ある。ゆっくりかどうかなんて相対的なもんだ。そうすると、空いてても最初からネーサンのいるコースを選んだ方がいざこざが避けられる。

ネーサン目線でも、本当にゆっくりなおじさま/おばさまが入ってきてペース見だされるよりは、たまに追いつく人くらいに泳げる人の方がマシな筈。これが私による弁解。

結果、めっちゃ疲れる

短水路25mプールですれ違う位置が泳ぐたびにジワジワと近寄ってくる。

諦めれば良いもんだが、一矢報いないとシャクな気がして、25mでも長く逃げようとする。このプライドが無駄なのかもしれない。

自分基準でゆっくり泳いで身体動かそうくらいに思って来たのに、結果、めっちゃ疲れて帰る。

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