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再生と創造のシンボル「小高パイオニアヴィレッジ」とは?

福島県南相馬市小高区に立つ、小高パイオニアヴィレッジ。(以下OPV)
グレーで無機質なコンクリートと半透明の壁を持つ一見不思議なその建物では、どんな活動がなされているのでしょうか。
本記事では、OPVの歴史やそこにいるコミュニティを紹介したいと思います。

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株式会社小高ワーカーズベースについて

「自立した地域社会を実現する」をビジョンに、2014年2月、和田智行(わだともゆき)により創業されました。

福島県南相馬市小高区は、東日本大震災に伴う原発事故により、2016年7月まで避難指示区域となった地域です。

大災害と突然の避難指示により多くのコミュニティが失われ、未だに課題が山積しています。

しかし捉え方を変えれば、「ゼロベースから解決策を講じ、チャレンジを始めることができる」という無限の可能性が広がっているとも言えます。

「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」ことをミッションとし、食堂、仮設商業施設運営、ハンドメイドガラス事業、コワーキングスペース運営など、多角的に事業を展開し、コミュニティと雇用の創出に取り組んでいます。

「永遠の未完成」小高パイオニアヴィレッジの略歴

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OPVは、2019年3月にオープンしました。

建築家藤村龍至氏デザインの元、あえて区切りを曖昧化し、生活/職/居場所の空間を混ぜ合わせたコンセプトで作成され、機能自体も事業や用途に合わせ、柔軟に変化することを前提としています。

2018年の夏にプロジェクトが構想され、立ち上がったクラウドファンディングではのべ349人の方に支援いただくなど、本当に沢山の方に応援されてきました。

オープン以来、住居/宿泊/研修/講演会/イベント/交流会など、「曖昧さ」を活かし、多彩な用途で活用されています。
建築デザインとそこでの活動が評価され、2019年にはグッドデザイン賞を受賞しました。

小高ワーカーズベースのスタッフだけでなく、地域の事業者さん、ローカル起業を志す若者、学生など多彩な「開拓者(パイオニア)」たちの拠り所とになっています。
最近は多拠点生活サービスと手を組み、地域外の人とのハブとなり、関係人口創出の役割も担っています。

オープン1周年を迎えた2020年の春は、Covid-19の影響を受け、「場」に集まることが困難な試練の状況となりました。

しかし、それすら変化のチャンスと捉え、組織力の強化や新たな価値の産み方を日々模索しています。

そこに生きるあらゆる世代の活動を今日も支えるOPVは、私たちパイオニアたちの共通のシンボルとしてそびえ立っています。

OPVに集う人々

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そこにはどんな人たちが集うのでしょうか?簡単にご紹介します。

・小高ワーカーズベース/スタッフ

株式会社小高ワーカーズベースの本拠地になっています。
コワーキングスペースとして運営しつつ、イベント/ツアーコーディネートなども積極的に行い、地域の「顔」となっています。

・アトリエ「iriser-イリゼ-」/ランプワーカー

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「女性の多様なライフスタイルに合わせた働き方ができる魅力的な仕事を地域につくりたい」という想いを持ち、HARIOランプワークファクトリーの生産拠点のひとつとして、2015年8月に福島県南相馬市小高区に設立しました。

現在は小高パイオニアヴィレッジのクラフトスペースにて活動し、ハンドメイドガラス制作や体験ワークショップが開催されています。

2019年には磨いてきた技術を生かし「南相馬市で暮らす自分たちらしさ」を体現するオリジナルブランド「iriser」を立ち上げました。

Next Commons Lab南相馬/ラボメンバー

よそふか

「予測不可能な未来を楽しもう」
地域資源を生かしたローカル起業型の地域おこし協力隊 "ネクストコモンズラボ"の南相馬拠点として、OPVを中心に活動しています。

現在の利用者はここに属する人たちがメインとなっていてるので、OPVを一言で表すなら「ローカル起業家コミュニティ」といえます。

ゼロから地域の未来の青写真を描き作られた多彩なプロジェクトや、ローカル起業を推進する人々の熱量は目を見張るものがありますね。

ブループリント


多彩なコラボレーション

上記に加え、多彩な企業/団体/学生のコラボレーションをしています。
一例を紹介します。

・小高産業技術高校の高校生

地域の高校生とコラボし、地域課題からビジネスの種を考案する発表会が開催され、地域のことを自分ごととして捉え、アクションするきっかけの創出となりました。

大学生

長期休暇期間のインターン生受け入れや、大学のフィールドワーク、講演会、イベントが行われています。

かつては会津大学の学生とコラボし、IoTを活用したイベントも開催されました。

浜通りを盛り上げる地域連携コンソーシアム

FVC(フロンティアベンチャーコミュニティ)は福島県の沿岸地域「浜通り」で新しい事業創や新しい取り組みを行う団体や事業者たちの集まり。
地域の課題や事例をシェアしあう横の連携により、地域を横断し、前進しています!

他にも無印良品BEAMSJAPAN多拠点生活サービスのADDressHafHなど、名だたる企業とコラボレーションをしています。

最後に:これからも沢山の情報を発信していきます。
南相馬を共に創り上げるべく、仲間として応援よろしくお願いします!

福島県に生きる人たちの、一人ひとりの理想の暮らしを実現するため、日々一丸となって前進しています。

しかし、あくまで主役は地域に生きる人々であり、私たちの行うサービスの先にいるみなさんです。

OPVに関わる人たちは、前例がないからこそチャレンジするパイオニア精神を持ってチャレンジしていきます。
この記事を読んで下さったあなたにもその熱が伝染されれば、それだけでもう仲間です。
ぜひ共に地域の未来を創り上げていきましょう。

このnoteではこれからも小高ワーカーズベースをはじめとするコミュニティの活動や、街の変化、そこで息づく人々を紹介していきますの。
ご感想やご意見、リクエストをいただきながら皆さんと創り上げていきたいです。
これからもよろしくお願いいたします!

〜最後まで読んでいただきありがとうございました!〜

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